漂着ゴミ~桑川港

私共も海に関する商売を行っておりますが、いつも頭を悩ます問題が「漂着ゴミ」です。海が荒れた後など、海岸、砂浜、港内に侵入し打ち上げられる漂着ゴミは半端な量ではありません。地域の方々、漁民の方々等が定期的に清掃しますが、後から後から次々と押し寄せる漂着ゴミはキリがありません。

漂着ゴミ~ハングル文字
「漂着ゴミ~ハングル文字」

漂着ゴミで目立つのは、上の画像の様な「ハングル文字」の書かれた漂着

ゴミです。やはり遠く、韓国、北朝鮮からも流れて来るんだなと実感します

何も、漂着ゴミ全部が外国から流れて来る物では、ありません。大半は日本

国内の物でしょう。

漂着ゴミ~ポリ缶
「漂着ゴミ~ポリ缶」

そして、この所毎年、ニュース、新聞等で報道される、ハングル文字入りの

ポリ缶です。上の画像の物にはハングル文字がありませんでしたが、青い

中に薬品等も入った大量のポリ缶が、日本海の海岸地帯一帯に漂着してい

ます。ポリ容器には「過酸化水素水」等の文字がある事が多いですので、

むやみに中身を出したり触ったりしない様、注意が呼びかけられました。

これらのポリ缶は、韓国沿岸の「のり」の養殖業者から流れたとの情報もあ

りますが、真相はハッキリしません。

漂着ゴミ~漁具
「漂着ゴミ~漁具?」

そして、次に目立つのは韓国等の漁船がアナゴ漁等で使うと言われる「漁

具」です。他にも漁網、ロープ、プラスチック、ビニール、木材、海草等な

ど・・・その種類の多さにもびっくり(*_*;します。

海岸部を有する各自治体は、これらの漂着ゴミ等の処理がかさみ、財政を

圧迫していると聞きます。地元住民等のボランティアでも高齢化等の問題も

あり、もはや国に支援を仰がないと行けない状況となりつつあります。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し干物 一夜干し干物
     天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。

JR羽越本線 桑川駅~笹川流れ

JR羽越本線の桑川駅は「笹川流れ」の最寄りの駅となっています。桑川駅は、大正13年7月31日に開業している駅で、現在は無人駅となっています。昨日ご紹介した道の駅 笹川流れ夕日会館と併設されている珍しい駅です。

JR桑川駅~笹川流れ
JR桑川駅~笹川流れ JR桑川駅~笹川流れ

JR羽越本線の笹川流れ付近は単線と複線が混じった区間となっていま

す。それは、笹川流れの付近は海岸線と山が迫っており、土地が少ない為

です。

JR桑川駅~笹川流れ JR桑川駅~笹川流れ

桑川駅は無人駅ですので、使用済のチケットは、着札乗車券入れへ入れて

下さい。時刻表、それにしても電車の本数が少ない^^; 3時間に1本位

の時間帯もあります・・・(苦笑)

JR桑川駅から日本海を臨む
「JR桑川駅から日本海を臨む」

JR桑川駅の改札を抜けると目の前に日本海が広がります。

JR桑川駅を降りて日本海を臨む

目の前の国道345号線を横切ります(^^)

笹川流れの海岸
「笹川流れの海岸」

この階段を下りればもう日本海「笹川流れ」です(^-^)

笹川流れの砂浜
「笹川流れの砂浜」

遂に「笹川流れ」の砂浜に到着しました。電車を降りて1分とかからずもう

海です(^◇^)

日本海~粟島
「日本海~粟島」

日本海の遠くに浮かぶは「粟島(あわしま)」です(^^♪
ぜひ笹川流れに来て下さい。海がこんなにちかいのですよ~(*^^)v

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し干物 一夜干し干物
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道の駅 笹川流れ夕日会館

道の駅 笹川流れ夕日会館は、国道345号線沿いにある、「笹川流れ」の南の玄関口となっています。

笹川流れ夕日会館は平成5年に「道の駅」に登録されたものです。
「道の駅」は、日本海(笹川流れ)の「夕日」をテーマに山北地区の観光拠点施設として、物産販売コーナー、観光案内センター、レストラン、等を備えています。JR羽越本線「桑川駅」にも併設されている、全国的にも珍しい形の道の駅です。

「道の駅 笹川流れ夕日会館」HPより

道の駅 笹川流れ夕日会館
「道の駅 笹川流れ夕日会館」

夕日会館 物産販売コーナー
「夕日会館 物産販売コーナー」

夕日会館1Fは、観光案内コーナー、物産品販売コーナーがあります。また

笹川流れの紹介ビデオが常時見る事が出来ます。こちらの観光案内係の

Sさんは笹川流れの観光情報などを親切丁寧に案内して下さいます。

夕日ギャラリー
「夕日ギャラリー」

2Fへと続く階段は山北の写真展で入賞した作品等が展示されており、

ちょっとしたミニ・ギャラリーになっています。

夕日レストラン
「夕日レストラン」

2Fは夕日レストランとなっており、日本海を眺めながらお食事が楽しめま

す。テーブル席と、畳敷きの座敷がございます。

サンセット展望室 
サンセット展望室
サンセット展望室
「サンセット展望室」

3Fに上がるとそこは「サンセット展望室」になっていまして、日本海、遠く

「粟島」を望み、夕日も楽しむ事が出来ます。

サンセットテラス~夕日会館
サンセットブリッジより新潟市方面を臨む サンセットブリッジより鶴岡市方面を臨む

夕日会館2Fより国道345号線を横断し海岸へと続く「サンセットブリッジ」

があります。そのサンセットブリッジから国道345号線の南北を臨みます。

サンセットテラス~夕日会館
サンセットテラス~願いを叶える南京錠

サンセットブリッジから続くサンセットテラスには、確か柏崎の恋人岬でも

フェンスに南京錠を付けると恋が叶うと言いますが、ここ笹川流れでは、どう

でしょう?(^-^)

日本海「粟島」を臨む~サンセットテラス
サンセットテラスより新潟市方面を臨む サンセットテラスより鶴岡市方面を臨む

サンセットテラスより日本海を見渡します。遠くに見える島は「粟島」です。

笹川流れが真正面に位置しており、直線で20km程の距離です。また天候

、海象の状態により「佐渡島」また新潟平野の「弥彦山」「角田山」が見える

時もあります。

只今夕日会館では、笹川流れ鍋物語「アンコウ」の鍋が楽しめます。

またTWINSさんもお気に入りの「日本海塩のかおりソフトクリーム」もお勧

めです。是非一度お試しあれ(*^^)v

【お問い合わせ】
道の駅 笹川流れ 〒959-3665 新潟県村上市桑川892-5  電話:0254-79-2017


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笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し干物 一夜干し干物
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カナガシラ(金頭)のつみれ汁

カナガシラ(金頭)と言う魚をご存じでしょうか?カナガシラは、カサゴ目カサゴ科

の魚で、ホウボウに良く似た魚です。その「ホウボウも見た事が無い!」と言う

方も多いかもしれませんね(笑)カナガシラの画像を持っていませんので、外部

サイトの画像で確認して下さい。(カナガシラの画像はこちら)

カナガシラは新潟県では、ほぼ年中水揚げのある魚で、主に「板曳き漁」(鉄

製の板を網と一緒に漁船で引っ張り、開口部を広げて魚が入り易くする漁

法)や底引き漁で水揚げされます。カナガシラ(金頭)の名の通り、頭が骨で

覆われていて固くなっている事から名づけられました。あの大塩平八郎が、

癇癪をおこし、カナガシラの頭ごとバリバリと食べてしまい呆れられた・・・と

言う逸話も記録に残っているそうです。

また新潟県では、この魚を食べると赤ん坊に与えるお乳が良く出るようにな

ると言われていて、滋養を付ける為に乳飲み子を持つお母さんにたべさせて

いました。

前置きが長くなりましたが、下の画像が「カナガシラのつみれ汁」です。

カナガシラ(金頭)のつみれ汁

カナガシラを三枚におろし、皮、骨を取り除き、ひき肉の機械等で、ミンチ状に

します。すり鉢で擂っても良いでしょう。味噌で味を整え、沸騰した鍋にスプー

ン等で落とし入れ、豆腐、ネギ等を入れ最後に味噌を入れます。

村上市の山北地区では、この魚肉のつみれを「だんご」と言い、これらの味

噌汁を「だんご汁」と呼んでいます。ダシが出てとても美味しい一品です。

つみれに向く魚は、他に、ホッケやギス等も美味しく召し上がれます。

当店ではシーズン中に、このカナガシラの一夜干し、天日干しの干物も販売

しておりますので、このページをご覧下さい。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
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真鱈(マダラ)の味噌汁

先日の真鱈(マダラ)の料理編です。

料理担当は家の「ばあちゃん」です。この道○○年の大ベテランです。

主役のマダラは、下の画像の様に部位ごとに包丁で切り分けます。頭の部分等のアラ

もダシが出る為、入れます。今回はメスでしたので、白子は無かったですので、肝を入

れました。タラコは入れません(笑)後は豆腐とネギが入ります。

真鱈(マダラ)の味噌汁

そして完成品です。(途中経過はありません(-“-;A …アセアセ)

光不足で美味しそうに撮れません。アシカラズ。

真鱈(マダラ)の味噌汁

大きいお椀でしたので、これだけでもお腹がいっぱいになります。ダシが出て美味しい

かったですね。出来れば白子も欲しかった・・・。

鱈のあんかけ

もう一品は「マダラのあんかけ」です。マダラの身を湯揚げし、片栗粉でとろみをつけた

しょうゆダレをかけて出来上がり。パプリカなんかも色取りで使っちゃいます。さすがバー

ちゃん!?

実はこれがある日の朝食のメニューだったのですが、朝からガッツリ食べてしまし少々

後悔しましたとさ…… ( 〃..)ノ ハンセイ

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マダラ(真鱈)~笹川流れ

マダラ(真鱈)は、今正に旬を迎えた魚です。今年は日本海は時化続きで、中々マダラ

のまとまった水揚げが未だありません。マダラは今産卵時期を迎えていますので、産卵

が終わるまでが美味しさのピークかと思います。

マダラ(真鱈)~笹川流れ

マダラはタラ目タラ科に属する魚で、主に北太平洋に分布しています。日本海、東北以

北の太平洋側で主に底引き漁で水揚げされます。

マダラ(真鱈)~笹川流れ

マダラの料理方法は、鍋、味噌汁、フライ、ソテー等で食べられます。身は脂肪分が少

ないので、淡白な味です。産卵の時期ですので、特に重宝されるのが、マダラの「しら

こ」です。菊の花に似ている事から「キク」とも呼ばれ、値段もメスよりオスの方が高目と

なります。酢だち醤油等で食べるトロッとして美味ですね。

マダラ(真鱈)~笹川流れ

今回のマダラはオス or メス?答えは「メス」でした。上の黒っぽいのが卵巣で、下がキ

モ(肝臓)です。マダラの卵は、鮭のイクラの様に醤油タレで味付けして暖かいご飯の上

にかけて食べても美味しいですし、ゴボウ、大根、シラタキ等とマダラの卵をフライパンや

鍋等で炒る「こいり」と言う食べ方もあります。もちろんパスタと和えても「タラコスパゲ

ティ」になりますね。

料理した画像を撮るのを忘れていましたので、今度UPしますね。

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雪の笹川流れ

今日(1月25日)は、ここ笹川流れも朝起きると10cm程の雪が積もりました。

この辺りではこの冬一番の積雪です。気温もかなり下がり寒かったのですが、

勇気を出して(笑)笹川流れの眼鏡岩海岸に行きました。

雪の笹川流れ~メガネ岩

お目当ては、「雪の積もった笹川流れの奇岩の撮影」だったのですが、風も強く

吹いていた為、岩の上には思った程雪が積もっていませんでした。

雪の笹川流れ~お獅子岩

でも折角ですので何枚かパシャリ!雪が強風であおられて、レンズが濡れてし

まします。こちらは雪の「お獅子岩」です。

雪の笹川流れ~メガネ岩

こちらは「眼鏡岩」です。手もかじかんで来ましたので、早々に退散致しました。

まだ今シーズンも何回かチャンスがあるでしょうから、次回に挑戦します(笑)

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ミギガレイ~笹川流れ

ミギガレイは、ここ山北でも底引網漁の漁船が水揚げしますが、それ程まとまっ

た量の水揚げはありません。ミギガレイはカレイ科ミギガレイ属のカレイです。

ミギガレイ~笹川流れ

ミギガレイはアカガレイに似ていますが、アカガレイは裏(腹側の白い部分)が薄

赤くなりますが、ミギガレイは真っ白です。

ミギガレイ~笹川流れ

食べ方としては、塩焼き、煮付け、から揚げ、新鮮な物なら刺身でも食べられる

様です。

ミギガレイ~笹川流れ

料理担当のうちのばあちゃんは、ぶつ切りにして煮付けにしました。大きいので

一匹のままだと料理しにくいですので。ミギガレイは身厚で、冬場は脂がのって

いますので、たいへん美味しく頂きました(笑)

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ヤナギガレイ(柳鰈)~笹川流れ

冬の新潟県の日本海で獲れる「ヤナギガレイ(柳鰈)」は、カレイの中でも最も

美味しいと評されています。柳の葉に似たこの「ヤナギガレイ(柳鰈)」を柳都

新潟の特産品として大々的にPRしています。

ヤナギガレイ(柳鰈)~笹川流れ

カレイ目カレイ科ヤナギムシガレイ属の「ヤナギガレイ」は、その名の通り「柳の

葉」に似ている事から名付けられています。また地方によっては、「ヤナギムシ

ガレイ」「ササガレイ」「クリノキノハガレイ」「ユズリハカレイ」等々と呼び名が変わ

る様です。新潟県では、主に底引漁、板曳漁の漁船により水揚げされていま

す。

ヤナギガレイ(柳鰈)~笹川流れ

ヤナギガレイの食べ方は一般的には「塩焼き」もしくは「唐揚げ」で食べる事が

多い様です。また刺身にしても美味しい魚です。

我が家では、ばあちゃんが開きにして骨を取り、今夜はフライにして夕食の食卓

に上がりました。クセの無い魚ですので、カラッと油で揚がっていますので、サク

サクと歯触りも良く美味しかったです。

ヤナギガレイ(柳鰈)~笹川流れ

残りのヤナギガレイは、頭を取り、塩を振り20分程置いてから真水で洗い、天

日干しにしました。たて塩(塩水)ですと、漬ける時間が短くて済みます。

ヤナギガレイ(柳鰈)~笹川流れ

ヤナギガレイの旬は秋から冬にかけて産卵時期を迎えお腹に卵を抱えた時が

美味しい時期です。

今旬の「柳都新潟」の「ヤナギガレイ」を一度お召し上がり下さい。

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冬のある日の笹川流れ

冬のある日の笹川流れ

冬のある日の笹川流れです。

遠くに見える島は、新潟県岩船郡粟島浦村に属する「粟島(あわしま)」です。

粟島は周囲が23km、戸数が130戸、人口が400名弱の島です。ここ笹川

流れが最短距離にあり、直線で約20km程離れています。

昭和39年の新潟地震の際には、この島付近が震源地となりました。粟島は

大変大きく揺れて最大で4m程隆起したそうです。新潟地震の際には、この

笹川流れの奇岩奇石も大きな被害を受けました。

昨年10月に発足した「観光庁」の初代長官に就任されている「本保芳明氏」の

お父様がこの粟島出身だそうです。

冬のある日の笹川

冬の日本海と言うと、荒れ狂う大時化の場面を想像しますが、こんな穏やかな

日もあるのです。

冬のある日の笹川流れ

冬の日本海では、今時期、「天然の岩のり」が採取されます。波が少し治まっ

た時には、周辺の漁協の組合員の方々が「天然岩のり」の採取を行います。

岩場の上にのり、手で岩のりを採取し、包丁で刻み、小石等のゴミを取り除き

専用の「簾(ス)」の上に均一に広げて日陰干しします。

出来あがった板状の「岩のり」は、野菜の合え物、ラーメンやスープに入れた

り、またそのまま火で少し焙り、醤油等を付けて食べても磯の香りが口の中に

広がり珍味です。

冬のある日の笹川流れ

この日の海岸は綺麗な砂浜でしたが、これから海が荒れ、強風の吹く日は、

海岸に多くの漂着ゴミが砂浜に打ち寄せます。年々、漂着するゴミが増えてい

て、中にはハングル文字の付いた大きなポリ容器等も多く漂着します。

処理しても処理しても打ち寄せますので、地元でも地元自治体でも頭の痛い

問題となっています。

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