「ゆうなぎ」の初航海

Maiden voyage

Maiden voyage

「ゆうなぎ」の初航海

すっかり亀更新となってしまったこのブログ・・・@(;・ェ・)@/反省…
前回のエントリー時に、次回は「ゆうなぎ」の初航海の模様を・・・と記したハズでしたσ(^_^;)アセアセ…
遅ればせながらエントリーさせて頂きます。

トップの写真は初航海から戻って来た「ゆうなぎ」です。初回から沢山のお客様にご乗船して頂けました。

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「ゆうなぎ」の初航海~君戻し岩

「ゆうなぎ」から君戻し岩を望む図です。笹川流れの岩には、この辺りに伝わる源義経公の奥州落ちの
際に、小船で北へ落ち延びたと言われる伝説にまつわる名前が付けられています。

この「君戻し岩」は、小船の先頭に立っていた義経が笹川流れの景色に気が付かず何気なく通り過ごし
てしまいましたが、後部にいた義経の家来が、笹川流れの絶景に気付き、先頭の義経をこの岩まで呼
び戻し、景色を観賞しながら船を進めたと伝えられています。
主君の義経も遂にこの岩まで呼び戻されてしまったことから、この岩を「君戻し岩」と名付けられました。

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「ゆうなぎ」の初航海~おばこ丸

そして「ゆうなぎ」の初航海中にすれ違う「おばこ丸」です。

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JR桑川駅方面を観ると、「笹川流れ夕日会館」が見えます。
遊覧船に乗って海上から観ると陸の景色が綺麗に見渡す事が出来るのです(*^^)v

次回の更新は出来るだけ早めに行いたいと思いますσ(^_^;)アセアセ…

おばこ丸の回航~岩船港~桑川港

The cruise of the pleasure boat

おばこ丸の回航~岩船港~桑川港

先日、オフシーズンに保管している岩船港から弊社の遊覧船おばこ丸を桑川港へ回航しました。
小雨の中、船を船台に載せて、海へと浮かべます。やはり小型船舶と言えども、大きいですし、重量もあり
ますので、作業は慎重に行わなければなりません。岩船港の船大工さんのサポートをしながらの作業とな
ります。約1時間程の作業で、船を海に浮かべる事が出来ました。

The cruise of the pleasure boat
船上から望む瀬波温泉:岩船港を出てから直ぐに陸地の瀬波温泉街が見えて来ます。この日は小雨が降
り、低い雲も垂れ込めていましたので、あまり鮮明には見る事が出来ませんでした。

The cruise of the pleasure boat
船上から望む「お城山(臥牛山)」:そして瀬波温泉から直ぐに村上のお城山(臥牛山)が見えて来ます。
もう少しすると桜の名所として、山の頂上がライトアップされます。かつて内藤氏が治めた村上藩の城跡。
今では石垣だけが、当時の姿をしのばせます。
そうそう、「城下町村上の人形さまめぐり」が4月3日(土)まで開催中です(^^♪ まだ行っていない方、間に
合いますよ~(*^^)v

The cruise of the pleasure boat

The cruise of the pleasure boat
遠くなる岩船港、そして桑川港へ:船の航跡の向こうには、今出港して来た岩船港が遠くなります。この日
は小雨が降っていましたが、風も弱く波も穏やかでしたので、船の航海も快調でした。約70分の航海の後、
わが母港桑川港に到着となりました。

船も桑川港に到着し、後は4月1日(木)の今シーズンの運航開始を待つばかりです(*^_^*)

船のお化粧~岩船港

The makeup of the ship

船のお化粧~岩船港

先日、岩船港で弊社の遊覧船おばこ丸の整備作業を行いました。この日は、船の船底と塗料を塗る作業
を行い、4月1日からの運航開始に向けて整備も着々と進んでおります(^^♪
今年の3月は、天候が優れず中々外での作業が進みませんでしたが、この日は天候も良く、一日中太陽
に恵まれました。やはりペンキ塗り作業は天気が良くないと出来ません(・・;)

The makeup of the ship
船底塗料を塗るのは、見た目もそうですが、フジツボ、カキ等の貝類の付着を防ぐ成分が船底塗料には、含
まれています。最近では自然環境に配慮した塗料で無いと使用できません。

この塗料をいくら塗っても、約8ヶ月弱の営業期間中海に浮かべて置くと、船底の、特に金属部分には沢山の
貝類が付着してしまいます。船底に貝類が多く付着してしまいますと、水の抵抗が強くなり燃費の低下につな
がってしまうのです(^▽^;)

この日は二度塗りの船底塗料を塗った他、船体の汚れ落とし等を行いました。

Setting sun of March

3月の夕陽~笹川流れ

この日の作業を終え、桑川港に戻ると夕日が沈む所でした。そう言えば夕日を見るのは久し振りです。
今年は特に天候が不順でしたので、夕日を見た記憶がありません(笑)
こんな天気の良い日もこの日限りで、翌日には発達した低気圧の影響で天候、海上とも大荒れの天気と
なりました。

おばこ丸の船底の清掃~岩船港

The cleaning of the hull

おばこ丸の船底の清掃~岩船港

岩船港に回航した遊覧船『おばこ丸』を上架して、冬期間保管する場所に据え付けます。そこで、一年の船の
謂わば「垢(あか)」落としを行います。まず4月から11月まで8ヶ月近く海に浮かべていましたので、船底に
はフジツボ、やイガイ等の貝類が付着しています。船体清掃はまず、この船底に付着した貝類を落とす事から
始まります。

The cleaning of the hull
The cleaning of the hull

船底特にプロペラ、シャフト、舵等の金属部分に多くの貝類が付着します。船底には春先に、貝類や海藻類
が付着しにくい様な特殊な塗料を全体に塗ります。その塗料を塗ってもこの有様なんです(^▽^;)
男性社員総出で、スクレパー等を使って付着した貝類をこそぎ落します。

The cleaning of the hull
The cleaning of the hull

この作業が終わると、貝類が大きな袋で4つ分ありました。この集めた貝類は家に帰って味噌汁に・・・と言う
のは冗談ですが、これだけの貝が付着していると、水の抵抗を受けて船の燃費も悪くなるんですε=( ̄。 ̄;A フゥ…

The cleaning of the hull

The cleaning of the hull
亜鉛版も減っています:春先、金属部分の電飾を防ぐ為に取り付けた亜鉛版(Mg板)も御覧の様に
大分減っていました。減った分だけ、効果があったと言う事でしょう。この亜鉛版はシーズン毎に交換します。

The cleaning of the hull
船底の貝落としは終了しました。続いて船体の清掃、客室の冬囲いに入りますが、その模様は後日と言う事
に致します>^_^<

秋に海から見る陸の景色~笹川流れ

11月11日で、弊社の遊覧船の運航業務が終了しましたので、先日おばこ丸を岩船港に回航しました。
冬期間は、船を陸上に上架して保管する為です。運航しない船を長期間港に係留してますと、他の船の邪
魔になったり、船底にフジツボ等の貝類が付着してしまうのを防ぐ為です。

Scenery of the land to watch from the sea in autumn

秋に海から見る陸の景色~笹川流れ

桑川港を出港し、海路を岩船港に向けて船を進めます。当日は天候曇り、海上はうねりが少しありました。
航跡の向こうに、出港した桑川港が遠くなりました。

Scenery of the land to watch from the sea in autumn
紅葉の終わった山々:この日は海上から見る陸の景色も少し靄が掛った様に、霞んでいました。
遠くの山々も紅葉がほぼ終わり、色の無い景色になっています。

Scenery of the land to watch from the sea in autumn
雲から差す光芒:途中、雲の切れ間から幾筋もの光芒が差し込んでいました。バックの山々がシルエット状
になり、幻想的な雰囲気でした。光芒を見ると何時も思い出すのが、Led Zeppline の 『Stairway to
Heaven』です。光芒は『天使の梯子』等とも呼ばれてるそうで、とても厳かな雰囲気がありますよね。

Scenery of the land to watch from the sea in autumn
もう一筋の光芒:暫く船が走ると又もや一筋の光芒が見えました。天から差し込む、まるでスポットライトの
様です。周りは暗いのに、その光芒の光が照らす海面だけが明るいんですよ(*^^)v 
ちょっとこの画像では良く判りませんが(;~〓~) アセアセ
折角ですので、もう一丁関連曲のご紹介を(笑)

Scenery of the land to watch from the sea in autumn
旧村上市付近の山々:桑川港を出港して暫くすると、旧村上市街が見えて来ました。手前の山、遠くの山
々の間には靄の様な雲が垂れこめています。村上市街が見えてくると、もう間もなく岩船港に入港します。
桑川港~岩船港間は、気象・海象に左右されますが、大体90分位かかりますね。車だと30分位の距離で
す。

今回の遊覧船の回航は、天候に恵まれない様でしたが、かえって『光芒』が2ヶ所で見る事が出来ました
ので、少し得した気分です(^_^)v

11月の嵐~笹川流れ

今日は低気圧が日本海で発達し、新潟県は大荒れの天気となりました。笹川流れの海上も大時化となり、波浪警報が発令され波高は7mと言う予報が地方気象台より発表されました。今回の嵐は今年10月の台風18号の時より、酷い大荒れとなりました・・・(゜_゜i)タラー・・・

A storm of November
A storm of November
A storm of November

11月の嵐~笹川流れ

今日の未明から風が強まり、佐渡の観測所では風の強さが20m/sを優に越えていました。先日の3m位の波とはケタ違いの迫力でした。

A storm of November
桑川港のおばこ丸:こんな日は、港の中でさえ波が騒ぎます。弊社の遊覧船も荒天対策で係船しているのですが、右へ行ったり左に行ったりと波に大きく揺られていました。

A storm of November
桑川港に係船している地元の漁船も大きく揺れていました。防波堤の何倍もの高さの波飛沫が波の威力の凄さを物語っていますね(・・;)
天気予報によると明日朝頃まで、風、波共に強い見込みとなっていますので、まだまだ警戒が必要です。今日は心配で眠れない夜となりそうです。

今日の海上の時化模様を港の様子と共に動画に撮影Flickyに投稿しましたので、よろしかったらご覧下さい。あまり、画像は良く無いですのでご了承を(*^^)v

笹川流れより山形県鼠ヶ関を臨む

ある日の笹川流れです。天気は良い!波も穏やか!となれば絶好の遊覧船日和です(笑)晴れの日の北風は心地が良い物です。

出航を待つおばこ丸~笹川流れ
「出航を待つおばこ丸~笹川流れ」

出航を待つおばこ丸。船名旗と日の丸が風に靡きます。

おばこ丸の航跡~笹川流れ
「おばこ丸の航跡~笹川流れ」

遊覧船の後部に陣取り、ジッと船の航跡を眺めるのも好し!不思議と飽きな
いものです(笑)

笹川流れより山形県鼠ヶ関を臨む
「笹川流れより山形県鼠ヶ関を臨む」

遊覧船上より遠く山形県の鼠ヶ関方面を臨みます。画像では解り辛いかもし
れませんが、画面中央より左、陸地から離れた島の様に見えるのが、鼠ヶ関
の弁天島です。

※過去ログ 「鼠ヶ関~名勝 弁天島」

実はこの弁天島は陸続きになっているのです。

粟島~笹川流れより
「粟島~笹川流れより」

沖合には「粟島」が見えます。新潟県岩船郡に属する「粟島浦村」です。
笹川流れが最短距離に辺り、約20km程離れています。沖合いを走る様々な
船の航路付近となっています。

現在笹川流れの岩場では、「ウミネコ」が繁殖時期を迎えています。ペアリン
グが盛んに見られ、船が岩場に近づくと「クワックワックワッ~♪」と言ったウミ
ネコの鳴き声が聞こえて来ます。5月の下旬頃になると可愛いウミネコの雛の
誕生となります。

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初航海~岩船港~桑川港

4月1日からの運航開始に備え、冬期間遊覧船を上架してある岩船港から桑川港へと遊覧船を回航しました。
今回回航した船は「おばこ丸」です。岩船港を後にします。

航跡~おばこ丸
航跡~おばこ丸
「航跡~おばこ丸」

この日は天候小雨で、風は南西、波の高さは50cm程で、まずまずのコン

ディションでした。船は航跡を残して前へと進みます・・・

瀬波温泉~船からの景色
「瀬波温泉~船からの景色」

岩船港を出港してまもなく、「瀬波温泉」の温泉街が見えてきます。

波しぶき~おばこ丸

ほぼ全速で走りましたので、両舷に波しぶきがあがります。

岩船港を出港して1時間ちょっとで桑川港に到着しました。

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笹川流れ遊覧船 準備完了!!

4月1日からの運航開始に向け、着々と準備を続けて来ましたが、笹川流れ遊覧船の準備が遂に完了致しました。この日は船体を洗い、岩船港から桑川港への回航準備を行いました。
遊覧船の準備作業もひと段落し、「一寸一服!」の場面です(笑)

笹川流れ遊覧船 準備完了!!
「笹川流れ遊覧船 準備完了!!」

遊覧船「おばこ丸」「第二おばこ丸」もあとは桑川港へ回航するのみとなりま

した。

喫水線

船体尾部の喫水線付近に書かれている数字は、船体最下部からの長さにな

ります。

おばこ丸のスクリュー
亜鉛板

こちらは「おばこ丸」のスクリュー付近ですが、船体にはこの様に銀色の金属

板が何個も取り付けられています。これは何かお分かりになりますか?

これは「亜鉛板」です。その名の通り亜鉛(マグネシウム)で出来た板ですが

(笑)これは金属の腐食を防ぐ為に取り付けられます。何故「亜鉛板」と付け

ると金属の腐食が防げるかと言うと、科学はからっきしダメな私ですが、亜鉛

は鉄よりひとつ上のイオン化傾向が高い金属なのだそうです。鉄が錆びる際

にイオン化して錆びますが、その前に亜鉛がイオン化する事により、鉄がイオ

ン化して錆びるのを防ぐのだそうです。

船等は水面下の金属部分が多いですので、水に溶けやすく鉄よりイオン化

が高い亜鉛(Mg)を防食として利用しているのです。

おばこ丸のサイド・スラスター
「おばこ丸のサイド・スラスター」

これはおばこ丸の船体前部の水面下に取り付けらている「サイド・スラス

ター」と言う小さなスクリューです。何故こんな物が取付られているかと言う

と、船は地上の自動車と比べて小回りが利かなくなります。船が岸壁から離

れる際に、船の向きを変える為にこの様な小型のスクリュー「サイド・スラス

ター」が付いているのです。これは船に対し垂直に付いていますので、左右ど

ちらにも圧流出来ます。最近は小型のボート等にも付いている事が多いです

ね。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
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今年も1年お疲れ様でした。おばこ丸&第2おばこ丸

2008年の運航業務終了!

今年の弊社の笹川流れ遊覧船の運航業務は11月10日を持って終了

しました。おばこ丸と第2おばこ丸の2隻を桑川港から岩船港へ回航し

上架しました。

2008年運航業務終了、おばこ丸、第2おばこ丸

今年一年無事故で運航終了出来た事を感謝し、船体清掃をして一年の

汚れを落としました。

遊覧船の冬囲い

船体の清掃後、ブリッジ周りを冬囲いして作業終了となりました。

今年1年お疲れ様でした!また来シーズンもよろしくお願いします!

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
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