秋の収穫!!~笹川流れ

もう晩秋から初冬に移る頃ですが、あまり寒くありませんね。今畑では大根やネギ等の秋野菜の収穫
が盛んだと思います。近所の畑(知人の畑)に野菜の生育を見に行きました。

Solanum mammosum

秋の収穫!!~笹川流れ

秋の収穫!!と書きましたが、ここは他所の畑ですので私が収穫出来る訳ではありません(・・;)
この畑は近所の方が自家用にと色々な種類の野菜や花等を栽培しています。四季を通して色々な
花類も多く育ててらっしゃいますので、私にとっても格好の撮影スポットとなっています(^^♪

で、上の画像の物体面白い形をしているでしょ?花を活ける方なら知っていると思いますが、これは
列記としたナス科の一年草なんです。名前はツノナス(角茄子)と言い、熱帯アメリカ等で野生種が
見られる植物なんです。まるでピーマンか茄子の様な果実を付けますが、この形が狐の顔に似てい
る事からキツネナスの別名があります。
果実は美味しそうに見えますが、食用にはなりません(笑)

A-cabbage
キャベツと水滴:そして本題の野菜ですが、雨が降った後と言う事もあり、どれも水滴がついて
青々としていました。キャベツとその葉の水滴です。マクロフィルターを持って行かなかったので、マ
クロモードで撮影しましたが、水滴にはこれくらい近付くのが限度でした(^^ゞ
栄養が良いのか丸々と太ったキャベツでした。

A broccoli and a Japanese radish
ブロッコリーと大根:そしてキャベツと大根も美味しそうに育っていました。こんな収穫したての
野菜を食べたら美味しいでしょうね(^-^)

The kind of the blue flag
The kind of the blue flag
花菖蒲の種:以前このブログでもご紹介した花菖蒲の実のその後です。花菖蒲の果実は見事
に種となっていました。

そして次は菊の花三連発です(笑)

A chrysanthemum
A chrysanthemum
A chrysanthemum
菊の花:まだ開ききっていない花もありますが・・・。仏壇やお墓等にお供えする為の花なんでしょう
ね。雨に濡れて寒そうでした。

雨の後と言う事もあり天気がイマイチでしたが、楽しく撮影出来ました。これらの野菜の収穫が終わ
るとここの畑も冬眠に入るのでしょうね(笑)早くも来年の春が待ち遠しい豆蔵ですた(*^^)v

鮭の加工も佳境を迎えました~笹川流れ

The processing of the salmon

鮭の加工も佳境を迎えました~笹川流れ

今年も12月師走を目の前にして、弊社の鮭の加工もそろそろ終わりに差し掛かりました。シーズン前半は、鮭
の不漁が続きヤキモキさせましたが、10月後半から11月にかけて近くの定置網も大量のエチゼンクラゲに悩ま
せられながらも、まずまずの水揚げとなった模様です。

The processing of the salmon
鮭の婚姻色・求婚模様:鮭の赤い縞模様が目だって来ました。これは求婚の為の縞模様なのだそうです。また
鮭の体全体が金色になるのが婚姻色と呼ばれるのだそうです。何れにせよ、これらの鮭が川への遡上が近い
事を体の色・模様から知らせているのです。
鮭にこの様な色・模様が出て来る時季は、そろそろ定置網漁も終わりが近づいている証拠です。

The processing of the salmon
鮭の頭は?;弊社では鮭の加工の際、頭を落とし内臓も取り除く為、鮭の頭、内臓ともゴミとして廃棄されます。
パートのおばさんが勿体ないからと、沢山の鮭の頭を家に持ち帰りました。これをどうするの?と聞いたところ、
鮭の頭を圧力鍋で煮ると骨まで軟らかくなって美味しいのだそうです。
多少の鮭の頭、内臓等は「なわた汁」として味噌汁の具にしますが、それにも限度があります。こうして加工する
事によって今まで捨てていた物を商品化出来るヒントが隠されているかもしれませんね(^^♪

A salted salmon
塩引鮭~笹川流れ:知り合いの漁師さんが、休漁の時に自分の塩引鮭を港加工場の軒先に
「ちょっと場所を貸してよ!」と言う事で吊るして干して行きました。塩引鮭を干すには未だ少し気温が高い気もしま
すが、自家用だから良いのだそうです(・・;)

A yellowtail of the longline fishing
延縄漁の鰤(ブリ)『私ブリちゃんで~す❤』:と言う事で、これまた別の知り合いの漁師さんから
寒鰤を頂いちゃいました(*^^)v
この鰤は延縄漁により釣り上げられたものです。持つべきものは、良い漁師のお友達ですね(笑)

A yellowtail of the longline fishing
佐渡や富山湾等ではこれから鰤の漁が最盛期を迎えます。これからもっと脂が載って来る時季です。この頂いた鰤
は、目方およそ2㎏位。今日の量では大きい物では10㎏超の物も水揚げされたと言う事ですからスゴイです(@_@)

先日の遊覧船の後片付け、売店周りの後片付けも終わり、今日で魚の加工も終わり、今シーズンの弊社の作業は
大方終了となりました。
明日からは、シーズン中に出来なかった事務仕事の「手伝い」が待っています(笑)

おばこ丸の船底の清掃~岩船港

The cleaning of the hull

おばこ丸の船底の清掃~岩船港

岩船港に回航した遊覧船『おばこ丸』を上架して、冬期間保管する場所に据え付けます。そこで、一年の船の
謂わば「垢(あか)」落としを行います。まず4月から11月まで8ヶ月近く海に浮かべていましたので、船底に
はフジツボ、やイガイ等の貝類が付着しています。船体清掃はまず、この船底に付着した貝類を落とす事から
始まります。

The cleaning of the hull
The cleaning of the hull

船底特にプロペラ、シャフト、舵等の金属部分に多くの貝類が付着します。船底には春先に、貝類や海藻類
が付着しにくい様な特殊な塗料を全体に塗ります。その塗料を塗ってもこの有様なんです(^▽^;)
男性社員総出で、スクレパー等を使って付着した貝類をこそぎ落します。

The cleaning of the hull
The cleaning of the hull

この作業が終わると、貝類が大きな袋で4つ分ありました。この集めた貝類は家に帰って味噌汁に・・・と言う
のは冗談ですが、これだけの貝が付着していると、水の抵抗を受けて船の燃費も悪くなるんですε=( ̄。 ̄;A フゥ…

The cleaning of the hull

The cleaning of the hull
亜鉛版も減っています:春先、金属部分の電飾を防ぐ為に取り付けた亜鉛版(Mg板)も御覧の様に
大分減っていました。減った分だけ、効果があったと言う事でしょう。この亜鉛版はシーズン毎に交換します。

The cleaning of the hull
船底の貝落としは終了しました。続いて船体の清掃、客室の冬囲いに入りますが、その模様は後日と言う事
に致します>^_^<

秋に海から見る陸の景色~笹川流れ

11月11日で、弊社の遊覧船の運航業務が終了しましたので、先日おばこ丸を岩船港に回航しました。
冬期間は、船を陸上に上架して保管する為です。運航しない船を長期間港に係留してますと、他の船の邪
魔になったり、船底にフジツボ等の貝類が付着してしまうのを防ぐ為です。

Scenery of the land to watch from the sea in autumn

秋に海から見る陸の景色~笹川流れ

桑川港を出港し、海路を岩船港に向けて船を進めます。当日は天候曇り、海上はうねりが少しありました。
航跡の向こうに、出港した桑川港が遠くなりました。

Scenery of the land to watch from the sea in autumn
紅葉の終わった山々:この日は海上から見る陸の景色も少し靄が掛った様に、霞んでいました。
遠くの山々も紅葉がほぼ終わり、色の無い景色になっています。

Scenery of the land to watch from the sea in autumn
雲から差す光芒:途中、雲の切れ間から幾筋もの光芒が差し込んでいました。バックの山々がシルエット状
になり、幻想的な雰囲気でした。光芒を見ると何時も思い出すのが、Led Zeppline の 『Stairway to
Heaven』です。光芒は『天使の梯子』等とも呼ばれてるそうで、とても厳かな雰囲気がありますよね。

Scenery of the land to watch from the sea in autumn
もう一筋の光芒:暫く船が走ると又もや一筋の光芒が見えました。天から差し込む、まるでスポットライトの
様です。周りは暗いのに、その光芒の光が照らす海面だけが明るいんですよ(*^^)v 
ちょっとこの画像では良く判りませんが(;~〓~) アセアセ
折角ですので、もう一丁関連曲のご紹介を(笑)

Scenery of the land to watch from the sea in autumn
旧村上市付近の山々:桑川港を出港して暫くすると、旧村上市街が見えて来ました。手前の山、遠くの山
々の間には靄の様な雲が垂れこめています。村上市街が見えてくると、もう間もなく岩船港に入港します。
桑川港~岩船港間は、気象・海象に左右されますが、大体90分位かかりますね。車だと30分位の距離で
す。

今回の遊覧船の回航は、天候に恵まれない様でしたが、かえって『光芒』が2ヶ所で見る事が出来ました
ので、少し得した気分です(^_^)v

冬の足音~笹川流れ

Footsteps of the winter

冬の足音~笹川流れ

11月も後半に入り、もうあとわずかで今年の最終月の12月になります。冬はもうそこまで来ている様で、足音が聞こえて来た様な感じがします。
ふと港脇の砂浜を見ると、いくつかの足跡が残っていました。エントリーの標題も冬の足跡にすれば良かったかな?人間の足跡、犬、猫、や鳥の足跡も混じっている様です。

Footsteps of the winter

そんな波打ち際の足跡は波が消し去ります。

Footsteps of the winter

日差しも戻り、気温以上に温かく感じる日でした。

Footsteps of the winter

秋も深まり、日没の時間も早まっています。日は傾いて来ましたが、まだまだ眩しい日差しが差し込みます。

Footsteps of the winter

1羽のウミネコが波間に浮かんでいました。

Footsteps of the winter

港の堤防の方へ眼を向けると、釣り人達が竿を垂れていました。このポイントで先日、50㎝級のクロダイを釣り上げていたのを目の当たりにしました。さて今日の釣果はどうでしょう?

今日のエントリーの画像はほとんど1か所で撮影したものです。ものぐさな豆蔵らしいです(笑)
あと、ブログのテーマも変えてみました。まだまだ調整が必要です(#^.^#)

塩引き鮭の加工~笹川流れ

毎年この時季になると、クニばあちゃんは塩引き鮭を30本程造っていました。親戚やお世話になっている方々へお歳暮として贈るのです。そのクニばあちゃんは亡くなってしまいましたので、今年は私が造ろうと思いました。

The processing of the salted salmon
The processing of the salted salmon

塩引き鮭の加工~笹川流れ

「私が造る」と先に言いましたが、やはり弊社の先輩社員にお手伝い願いました。私は毎年、ばあちゃんの造る塩引き鮭の手伝いをして来ましたので、作業の流れは解ります。が、何しろ30本程加工して塩漬けしなければなりませんので、私一人では心もとないですので、『Help Me!』と言う事でお二人にお願いしました(-。-;)

で、鮭は地元の定置網で獲れたオスの鮭を使います。大きさは4kgから5kg程度の鮭です。
①鮭のぬめり取り:最初に鮭の体のヌメリを取ります。包丁を使い、鮭の身のヌメリを流水とともにこそぎ落します。

The processing of the salted salmon
The processing of the salted salmon
②鮭のカゲ(内臓、エラ)を取る:ヌメリを取った鮭のカゲ(内臓、エラ等)を取ります。腹を包丁で裂いて内臓やエラを取り去ります。特に鮭のエラの部分は、丁寧に取ります。

The processing of the salted salmon
③鮭に塩を擦り込む:内臓やエラを取った鮭に塩を擦り込みます。ウロコの方向と逆側から塩を擦り込むと、塩が鮭の身に馴染み易くなります。

The processing of the salted salmon
塩は裂いた鮭の腹の部分や、頭のエラがあった所にも塩を入れ込みます。この塩漬けされた鮭を、大きな入れ物で冷蔵庫に入れて10日程熟成した後、水出し(塩抜き)するのです。この塩抜きが、塩引き鮭の重要なポイントとなります。その模様は、また後程と言う事で(*^^)v

ノブドウ(野葡萄)とホトトギス(杜鵑草)~笹川流れ

少し前、10月頃に撮った写真ですが、ノブドウ(野葡萄)とホトトギス(杜鵑草)をご紹介致します。
まず「ノブドウ(野葡萄)」ですが、ブドウ科ノブドウ属のつる性落葉低木です。日本各地の山、野原等に見られます。

Ampelopsis glandulosa var. heterophylla

ノブドウ(野葡萄)~笹川流れ

ノブドウ(野葡萄)は、紫や青、緑等と球形のカラフルな実を付けます。一見美味しそうに見えますが、実は食べられません。ただ鳥類は、このノブドウ(野葡萄)を食べる様で、色々な所で見られるのは鳥媒介だがらでしょう。

Ampelopsis glandulosa var. heterophyllaノブドウ(野葡萄)

Tricyrtisホトトギス(杜鵑草):そして次にご紹介するのが、ホトトギス(杜鵑草)です。ホトトギス(杜鵑草)は、ユリ科ホトトギス属の多年生草本植物です。ホトトギス(杜鵑草)はの名前の由来は、花の赤紫の斑点を鳥のホトトギスの胸辺りの班紋に似ている事から付けられたそうです。ちょっと変わった花ですが、切り花等ではアクセントになって良いかもしれませんね(^^♪

シングルトン記念公園~胎内市

先日胎内市にある『シングルトン記念公園』に行って来ました。胎内市の旧黒川村は、大和時代に川の水が黒くなるほど臭水(くそず)(原油)が湧いていたので、黒川と名付けられたそうです。その歴史は天智天皇の時代(668年)に、「越の国、燃土、燃水を献る」と日本書紀にも記されているそうです。

Singleton Park

シングルトン記念公園~胎内市

古代には湧き出ている原油をカグマと呼ばれるリョウメンシダですくい取ると言う原始的な方法を取って来ました。明治時代に入ると英国人医師の「シングルトン」と言う方が、縦掘り採掘法をもたらしました。

上の画像がシングルトンが、始めた手掘り井戸方式の原油採掘の櫓を復元したものです。

Singleton Park
湧き出る天然ガス:原油採掘の櫓から前に進むと、辺りが湿地になっていてそこから何やらポコポコと空気の泡が出ていました。これは天然ガスが噴出している気泡です。そう言えば、この地域は昔から民家の周りに天然ガスが噴出していると言う話を聞いた事がありましたので、これもそうだと思います。

Singleton Park
油壺(原油の湧き出る池):またそこから森の方へ進むと小さな池がありました。ここが油壺と呼ばれる臭水(原油)が湧き出ていた池です。ここに来ると確かに石油の臭いが辺りにたちこめていました。

Singleton Park
油井戸:この池から更に森の中に入ると、所どころこの様な油井戸がありました。これはシングルトンの指導のもと、縦堀や横掘りによる採油が行われた井戸の跡です。この一帯にはこの様な採油の井戸が200以上あったそうです。明治24年には機械掘りによる採油が始まり、昭和15年頃には本格的に開発が行われました。その後、昭和30年代に入ると石油が一般的に輸入される様になると、ここの採油は徐々に行われなくなったそうです。

こうして以前から行って観たいと思っていたシングルトン記念公園ですが、採油をやめている今でも天然ガスの噴出や原油の臭いがするなんて思ってもみませんでした。
もし興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ行って観て下さい(*^^)v


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嵐の置き土産~笹川流れ

昨日の嵐も、今日になると峠を越えて海上の時化も収まりつつありました。と言っても朝の時点では未だ波高が6mもあり、新潟県下越岩船地域の波浪警報も継続していました。

A stormy parting present
A stormy parting present

嵐の置き土産~笹川流れ

こんな海上が大荒れの日の次の日は、岸壁に沢山の漂着ゴミが打ち上げられます。海草、木、プラスチックゴミ、ペットボトルetc.です。
今日はそんなゴミに混じって、ちょっと風変わりな漂着物も沢山見掛けられました。

A stormy parting present
A stormy parting present

この風変わりな漂着物は、一見すると寒天の様な、ゼリーの様なプルプルとした食感触感です(^▽^;)
この画像を見て、「まあ!何て美味しそうなの~!」と思った方、残念でした。これは食べられません。
この漂着物の正体は、「エチゼンクラゲ」の大量の残骸なんです。
今秋は、日本海から太平洋まで異常発生して、日本各地の漁師たちの頭を悩ませているエチゼンクラゲ(越前水母)なのです。大きな物では傘の長さが2m、重さ150㎏にもなると言うこのクラゲが、近くの定置網にも大量に掛かり今旬の鮭の水揚げにも大きく影響を与えています。

先に「食べられない」と書きましたが、実は近年このエチゼンクラゲを食用にしようとする研究が進んでいて、一部は食用に加工している所も有るようです。エチゼンクラゲは体の90%が水分で、この打ち上げられた残骸も、放って置けばやがて水分が蒸発し跡形も無くなります。
またエチゼンクラゲには保湿成分が含まれていて、この成分を利用して土壌の水持ちを良くして、砂漠等に利用すると言う研究も進められているそうです。

ですので、もしご希望の方が有れば、桑川港に来て頂いて、このエチゼンクラゲの残骸を無料で差し上げます(^0_0^)

11月の嵐~笹川流れ

今日は低気圧が日本海で発達し、新潟県は大荒れの天気となりました。笹川流れの海上も大時化となり、波浪警報が発令され波高は7mと言う予報が地方気象台より発表されました。今回の嵐は今年10月の台風18号の時より、酷い大荒れとなりました・・・(゜_゜i)タラー・・・

A storm of November
A storm of November
A storm of November

11月の嵐~笹川流れ

今日の未明から風が強まり、佐渡の観測所では風の強さが20m/sを優に越えていました。先日の3m位の波とはケタ違いの迫力でした。

A storm of November
桑川港のおばこ丸:こんな日は、港の中でさえ波が騒ぎます。弊社の遊覧船も荒天対策で係船しているのですが、右へ行ったり左に行ったりと波に大きく揺られていました。

A storm of November
桑川港に係船している地元の漁船も大きく揺れていました。防波堤の何倍もの高さの波飛沫が波の威力の凄さを物語っていますね(・・;)
天気予報によると明日朝頃まで、風、波共に強い見込みとなっていますので、まだまだ警戒が必要です。今日は心配で眠れない夜となりそうです。

今日の海上の時化模様を港の様子と共に動画に撮影Flickyに投稿しましたので、よろしかったらご覧下さい。あまり、画像は良く無いですのでご了承を(*^^)v