笹川流れの春~その3番外編

笹川流れ周辺は40年位前までは、道路の整備は未だ進んで
おらず自動車の通り抜けはできませんでした。人々は人が
徒歩でやっと通り抜けできるトンネルを通るか、小船を
使うか、鉄道を使うか(羽越本線は大正に開通)しか隣の
集落へ行く手段はありませんでした。

笹川流れのトンネル

上の写真は、眼鏡岩海岸付近にある「旧トンネル」です。
これでも少し幅が拡張されていて、それ以前は人が一人
やっと通り抜けできるトンネルだったそうです。現在は
立入禁止になっています。

ガードレール

現在は道路が整備され交通の不便さがなくなりました。
現在使われていない古いガードレールが錆びています。
このガードレールの下はガケです。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し魚 天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。

笹川流れ~春~頼三樹三郎

昨日に引き続き、春の笹川流れをご紹介致します。

笹川流れ展望台

笹川流れの国道345号線沿いに「眼鏡岩海岸」のちょっとした
展望台があります。

雄獅子岩と粟島

展望台から観た景色ですが、「眼鏡岩海岸」は「笹川流れ」の
中心地ですので、岩が比較的密集していて、それぞれ名前が
付けられています。背の高い尖がった岩が「雄獅子岩」(おししいわ)
で、遠くに「粟島」が見えます。

「粟島」は新潟県岩船郡に属しているたいへん小さな島で、
笹川流れが真正面に位置していまして、最短距離は20kmほど
となっています。

島の周囲23kmで人口が400人弱です。昭和39年の新潟地震の際には、
この島が震源地附近となり、マグニチュード7.5の大地震で、最大で
島全体が1m程隆起したと言われています。

頼三樹三郎詩記念碑

これは、かの幕末の詩人で儒教者、頼陽山候の三男で、勤王の志士
である「頼三樹三郎」(1825-1859)が笹川流れを詠った詩があります。

「松島はこの美麗ありて この奇抜なし
   男鹿はこの奇抜ありて この美麗なし」

笹川流れは、「松島」と「男鹿」の両方の景観を併せ持った処だと
賞賛しているのです。

「頼三樹三郎」は、勤王の志士として、性急すぎる活動が裏目に出て
安政の大獄の際に捉われ後に斬首されてしまいます。
暴れん坊の三樹三郎を心配した身内が日本各地を旅行でもさせて、
気を落ち着かせようとしたのだと言われています。

そんな三樹三郎の訪れた先の一つが「笹川流れ」だったのです。
この詩からは、性急な性格の一端も見出せませんが・・・。

頼三樹三郎 Wikipedia

粟島(新潟県) Wikipedia

笹川流れ観光汽船 笹川流れの地魚処 天ぴ屋 日本海 笹川流れ 水揚げの天日干し魚
天然の海水塩 笹川流れのお土産品の販売をしております。
遊覧船の営業が4月1日(火)からとなります。

笹川流れ~春

今年は3月になると笹川流れも暖かくて過ごしやすい日が
続きました。そんな笹川流れを少し撮影して来ました。

めがね岩

これが笹川流れで有名な「めがね岩」です。2つの穴があり
ましたが、沖手側の穴が昭和39年の新潟地震の際に崩れてし
まいました。

めがね岩北側穴

めがね岩の残っている穴を北側から撮影しました。

めがね岩南側

めがね岩を南側から撮影しました。よく紹介される「めがね岩」
はこちら側から撮影される事が多いです。

笹川流れ海岸玉石

ここ「めがね岩」付近の海岸は砂浜というより玉石の
海岸です。

イソギンチャク

岩場でイソギンチャクをパチリ。魚がいないかなと
探しましたが、小魚1匹も見当たりませんでした。
まだ春になったばかりで、水温も低いですからね~。

「笹川流れ」にも少し遅い春がやって来ました。
第2弾は近日公開!・・・予定です。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し魚 天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。

桜草

桜はまだまだ咲きませんが、きれいに咲いた花があります。
花の好きな知人に頂いた「桜草(サクラソウ)」です。

サクラソウ


サクラソウ(桜草、学名:Primula sieboldii)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草。
日本のサクラソウ類の代表で、日本では北海道南部、本州、九州の高原や原野に分布し、
朝鮮半島から中国東北部へかけても分布するが、野生の群落をみることは
まれになっている。また埼玉県と大阪府の県(府)花に指定されている。江戸時代に
育種が進み、数百に及ぶ品種が作られた古典園芸植物でもある。

こんな貴重な花とは知りませんでした。何とも可愛らしい花です。
花言葉は「長続きする愛情」「若い時代と悲しみ」「希望」

サクラソウ

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日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し魚 天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。

食べる健康わかめ

今日はとてもヘルシーで手軽に食べられる、 「食べる健康わかめ」

ご紹介致します。

乾燥・味付けされた「わかめ」なのですが、これが食べ始めたら止まらなくなる

おいしさです。ポリポリとまるでスナック菓子を食べている感覚で、なおかつ

健康にも良いのです。生の「わかめ」はちょっと苦手という方やお子様にも

最適です。価格は1個530円です。(税込み)当店もしくは当店のネットショップでも

ご購入可能となっております。ぜひお試し下さい。

kenkowakame

kenkowakame2

kenkowakame3

価格 1ケ 530円(税込) お求めはこちらから

村上地域グリーン・ツーリズム協議会

グリーン・ツーリズムという言葉をご存知でしょうか。グリーンは「緑豊かな
農山漁村地域(田舎)」を指し、ツーリズムは「旅」を指します。

グリーン・ツーリズムにいがた

つまり、グリーン・ツーリズムとは、農山村漁村で楽しむゆとりある休暇のこと。
都会では決して味わえない農山村漁村の豊かな自然と親しみ、その自然に
調和して営まれる農林漁業体験を楽しみながら学び、地域の生活、伝統文化、
人々とふれあってゆっくりと滞在することを目的とした旅のことです。
グリーン・ツーリズムを都市と農山漁村とのバランスの良い共生につなげられ
れば、人も地域もきっと癒されるはずです。
(以上 グリーン・ツーリズムにいがたより引用)

ここ笹川流れを含む新潟県村上・岩船地域においても、平成20年2月29日に
「村上地域グリーン・ツーリズム協議会」が設立されました。

その設立目的は、

新潟県村上・岩船広域圏において、地域内に存在する多様な資源を有機的
に組み合わせ、グリーン・ツーリズムを核とした各種ツアー・イベントの企画・
実施やグリーン・ツーリズムに関わる人材育成、資源開発等を官民協同で
推進することで、村上・岩船広域圏における交流人口の増加、農山漁村
地域の活性化に資することを目的とします。

今後は、村上・岩船地域の農山漁村で、自然に触れ、地域住民と触れ合う、
魅力的なツアーを企画、提案していきます。その為には受け入れ側の整備、
グリーン・ツーリズムインストラクターの研修、育成が行われます。

どんなツアーが企画されていますかというと、

「甘えび食べ放題の昼食つき!早春の山北で地元の食を満喫する旅」
県北・山北の漁港で水揚げされた甘えびを堪能するツア-。甘えびの塩辛
づくり体験と地元食材を使ったミニ講習会(はまなす酒試飲つき)の後、甘えび
食べ放題の昼食。その後実際に甘えびの水揚げされる瞬間を漁港で見学。
うれしい甘えびのお土産つき。
●開催日/平成20年3月23日(日)
●出発地/村上駅
●定員/20名

このようなツアーが今後続々と企画される予定です。
弊社と致しましても、今後この協議会に協力していきます。

【お問合せ】
財団法人 新潟観光コンベンション協会
新潟・食と花の交流プログラム創造事業 担当:横山
〒951-8131 新潟市中央区白山浦1-613-69 新潟市開発公社会館2F
TEL 025-265-8000 FAX 025-266-3357 http://www.nvcb.or.jp/
グリーン・ツーリズムにいがたHP
新潟・村上・佐渡 食と花の交流プログラム

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し魚 天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。
 

塩職人小林久の手作りの海水塩 「笹川流れの塩」

新潟県の県北、山北町の名勝笹川流れは、きれいな海と山の栄養分

をたっぷり含んだ海水がとてもきれいで水質も良いです。

そんな笹川流れの海水を使って、昔ながらの薪を焚いて大鍋で15時間程

煮詰めて塩の結晶を抽出し、藁でできた「ツト」でろ過した天然海水塩

です。
小林久の塩

笹川流れの塩
塩職人小林久の手作りの海水塩 「笹川流れの塩」

「新潟で最も美しく清らかな海“笹川流れ”。この海水を何度もさらしの布に通し
、海のアクや石灰を丁寧に取り除きながら、大量の薪でじっくり時間をかけて
煮詰めると、海の恵みをいっぱいうけた塩の結晶が誕生します。さらに、わらの
ツトに置くこと丸一日。えぐみのない美味しい塩のできあがりです。昔ながらの
塩を毎日のお料理にどうぞ。」(「海の磯塩」HPより

お値段 1ケ600円 お求めはこちらから
 

にがり
天然にがり(しろ)(粗製海水塩化マグネシウム)

海水塩を作る過程で生まれる”にがり”には、海水のミネラルがそのまま含まれて
います。美味しいお豆腐ができます。
「にがりのびっくり健康効果」

お値段 220ml 1本600円 お求めはこちらから

また日本海企画 塩工房では、【SALT & CAFE】をオープンしております。
SALT&CAFE

『「日本海企画 塩工房」では、昔ながらの塩作りを見学したり、さんぽく町の
特産品の購入もできます。塩工房の裏手にはカフェが併設されており、心地よい
潮風をうけながらコーヒーブレイクも。嵐の日には、荒れ狂う日本海を体で受け
ながらどうぞ。塩工房では、周辺の観光案内もしております。

メニュー
波しぶきブレンド珈琲 400円
塩ミントティー 400円
おむすびセット 750円 など
(岩船米・季節のお新香・塩鮭)』(「海の磯塩」HPより

場所は ●笹川流れ塩工房
新潟県岩船郡山北町脇川1008-1 です。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
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越後姫~イチゴ

春の果物で赤くて甘い!というと思い浮かべるのは「いちご」ですね。
新潟では粒も大きくて香り高く、甘くてジューシーな新潟ブランド「越後姫
という品種があります。果肉が柔らかく、輸送による振動で傷んでしまうため、
県内のみの出荷が多いいちごです。

新潟の冬は気温が低く日照量が少ないなど、イチゴの生育にとって過酷な
天気が続きます。「とよのか」「女峰」など、暖地産品種は生育停滞・開花不良
となり、収量・品質が低下します。園芸研究センターでは、新潟の気候に適し、
2月~6月の収穫期間を通して高品質・安定収量が得られるイチゴ「越後姫」を
育成しました。

そんな「越後姫」のいちご狩りができる観光農園が数多くあります。
その中でも笹川流れに一番近い荒川町の「夢ファームあらかわいちご園」
をご紹介いたします。

【夢ファームあらかわいちご園】
品種  越後姫
期間  2008年3月10日(月) 頃~5月下旬まで 
時間  10時~17時
定休  月曜日
料金  入園料:無 量り売り
その他  持ち帰り:可 
所在地  新潟県岩船郡荒川町長政605-1  
問合せ  TEL 0254-62-5338 FAX 0254-62-5338
アクセス  JR平木田駅から徒歩10分  中条ICから車約20分
駐車場  あり/12台 無料 
予約要否  問合せ不要

ぜひ新潟で取れたていちご「越後姫」を味わいましょう。

にいがたいちご狩りスポット

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し魚 天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。
 

今日の釣果~クロメバル

港で丁度釣から帰ってきた漁師さんがいたので、写真を撮らせて
頂きました。

クロメバル

今日の釣果は「クロメバル」がクーラー一杯です。クロメバルは、
焼いて良し、煮付けにして良し、のおいしい魚です。私的には、
「煮付け」が一番好きです。

クロメバルは1月~3月に産卵の為、比較的浅瀬にやってきます。
この時期が脂がのっていておいしいのです。

桜鱒(サクラマス)

そして次が桜鱒(サクラマス)です。これは刺し網に掛かったもので、
約2キロ程ありました。たいへん高価な魚で、焼き魚、煮付けなどで
食べるとたいへん美味しい魚です。

今日は桑川港の釣情報をお届け致しました。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
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漂着ゴミ問題

先日、佐渡市や富山県等で大被害をもたらした、低気圧発達による
大時化。幸いここ桑川港では被害はありませんでしたが、大量の漂着
ゴミが上がりました。

漂着ゴミ ポリ缶

先日県内ニュースでも呼びかけられていましたが、韓国からのものと
思われる、ポリ缶です。県内のある処で見つかった同様のポリ缶の中
には、重金属や過酸化水素などが入ったものも有り、絶対に中身に触れ
ないようにという事でした。

漂着ゴミ 漁具

続いては、やはりプラスチック製の多分漁具と思われるもの。ハングル
文字が見えます。おそらくタコなどを取る漁具かと思われます。

漂着ゴミ 排水ゴミ受け漂着ゴミ ゴミ受け

上の2枚の画像はやはり、漂着ゴミでアナゴなどを獲る漁具かと思われます。
この様なプラスチック製の漂着ゴミ、漁網、ロープ、流木等々・・・。桑川港だけ
でもトラック何台分もの漂着ゴミが打上げられます。港だけではなく、海岸や
河川にも打ち上げられるのです。

こういった漂着ゴミは環境の悪化、観光への影響、漁業への影響に繋がります。
海岸法によると、海岸の管理は県が行う事になっていますが、新潟県は海岸の
長さが他県よりずっと長く、県が状況を把握しきれていません。

そうなると、このゴミの収集や処理は市町村が行わなければならず、人的にも
金銭的にも負担が増大しています。

ここ桑川港でも、我々や漁師など漁港関係者が分別収集し、町に
依頼しゴミを処理してもらう事になります。海岸のゴミ等は地域住民のボランティア
に頼らざるを得ない状況です。

今日の「新潟日報」の記事にもありましたが、韓国等の漂着物が問題視されて
いますが、実は大半は国内のゴミによるものなのです。ゴミをどう処理するかも
問題ですが、如何にしてゴミを出さないように国民に啓発する事が一番重要だと
いう事です。

せっかくの名勝「笹川流れ」の海岸をゴミで埋もれた海岸にはしたくありません。