漂着ゴミ問題

先日、佐渡市や富山県等で大被害をもたらした、低気圧発達による
大時化。幸いここ桑川港では被害はありませんでしたが、大量の漂着
ゴミが上がりました。

漂着ゴミ ポリ缶

先日県内ニュースでも呼びかけられていましたが、韓国からのものと
思われる、ポリ缶です。県内のある処で見つかった同様のポリ缶の中
には、重金属や過酸化水素などが入ったものも有り、絶対に中身に触れ
ないようにという事でした。

漂着ゴミ 漁具

続いては、やはりプラスチック製の多分漁具と思われるもの。ハングル
文字が見えます。おそらくタコなどを取る漁具かと思われます。

漂着ゴミ 排水ゴミ受け漂着ゴミ ゴミ受け

上の2枚の画像はやはり、漂着ゴミでアナゴなどを獲る漁具かと思われます。
この様なプラスチック製の漂着ゴミ、漁網、ロープ、流木等々・・・。桑川港だけ
でもトラック何台分もの漂着ゴミが打上げられます。港だけではなく、海岸や
河川にも打ち上げられるのです。

こういった漂着ゴミは環境の悪化、観光への影響、漁業への影響に繋がります。
海岸法によると、海岸の管理は県が行う事になっていますが、新潟県は海岸の
長さが他県よりずっと長く、県が状況を把握しきれていません。

そうなると、このゴミの収集や処理は市町村が行わなければならず、人的にも
金銭的にも負担が増大しています。

ここ桑川港でも、我々や漁師など漁港関係者が分別収集し、町に
依頼しゴミを処理してもらう事になります。海岸のゴミ等は地域住民のボランティア
に頼らざるを得ない状況です。

今日の「新潟日報」の記事にもありましたが、韓国等の漂着物が問題視されて
いますが、実は大半は国内のゴミによるものなのです。ゴミをどう処理するかも
問題ですが、如何にしてゴミを出さないように国民に啓発する事が一番重要だと
いう事です。

せっかくの名勝「笹川流れ」の海岸をゴミで埋もれた海岸にはしたくありません。

Similar Posts: