漂着ゴミ~桑川港

Drifting ashore garbage

漂着ゴミ~桑川港

お食事中の方には(*_ _)人ゴメンナサイ。(こんな時間にお食事はないか?)
先日からの海上の時化の為、恒例の(?)漂着ゴミが大量に港内に打ち上げられました。

Drifting ashore garbage
漂着ゴミをよく見て見ると・・・:打ち上げられた漂着ゴミを観察してみると、プラスチック、ビニール、木材、
海草等々色々あります。その中でも目立つのがポリタンク、浮子(ブイ)等のプラスチック類ですね。
そしてこれまた目立つのが「ハングル文字」のゴミです。昨シーズンは韓国からの過酸化水素水が入っ
たポリタンクが大量に漂着したのが、問題となりました。

どうしても海流(対馬海流)の関係もあり、南側の海よりの漂着ゴミが多いのでしょうね。
只、南の島では日本から流れて来たと思われる日本語の掛かれたゴミが大量に漂着していると言う事
ですから、日本も加害者の国の一つですね。

Drifting ashore garbage
漁具等の漂着ゴミ:そして今回も気になったのが、ブイや漁具等です。丸いのが浮子(ブイ)で、漁網等
に付けて使いますし、台所の排水溝の網みたいに見えるのも何か魚等を捕える為の仕掛けの一部なの
だと思います。

Drifting ashore garbage
筒状の漁具:そして長さ70センチ程の筒状のプラスチックの物体は、やはり漁具の一つなのではと思わ
れます。漁師さん、もう少し注意してよ!って言いたくなりますね。まあ海が荒れて漁具が流れたと言わ
れればそのままですが・・・(苦笑)

大きなゴミばかりが目立ちますが、実は家庭から出たと思われるゴミも結構多いのですよね。
大量に漂着するゴミは、定置網等の漁業の妨げになりますし、海の生物等への影響もあるでしょう。何よ
り、海岸の美化・景観の上でもとても大きな問題だと思います。こうしたゴミの処理で地方の自治体が
大きな負担を強いられる事になるのですよね(^^ゞ

根本的な解決法と言えば難しいですけれど、一人一人が少しばかり注意すると、こうした漂着ゴミは少な
くなるのではと思うのですけれど(^< ^) 皆さんはどう思われますか?

港の清掃!

先日、港に漂着したゴミの事をお話しましたが、そのゴミを掃除しました。

漁師さんの代表の号令により、漁師さん、漁師の奥様方と遊覧船従業員総出

で、港の清掃を行いました。

港の清掃!~漁師も遊覧船従業員も!

総勢30名程いたでしょうか。全員で漂着ゴミの清掃を行いました。丁度この

日は、海上は大時化で漁師さんの漁も休みでしたので、大勢参加する事が

出来ました。

漂着ゴミを清掃!~PCゴミ

なんたって色々なゴミが入り乱れています。プラスチック、ビニールゴミや木

材、海草等を分別しました。例のハングル文字のプラスチックゴミも多いです

が、やはり日本の物と思われるゴミが多かったですね。そのゴミの多さに

ビックリしてしまいます。

漂着ゴミを清掃!~木材

漂着ゴミは、海、浜、港が汚れるだけでなく、大きなゴミが海を漂っていると

航行中の船舶にぶつかり、船が傷ついたり、壊れたりする危険性がありま

す。魚網、ロープ等が船のスクリューにからまるとエンジンがストップしてしま

います。漂着ゴミは、美化を損なう点だけで無く、船舶の安全性に問題を引

き起こす原因となりうるのです。

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漂着ゴミ~桑川港

私共も海に関する商売を行っておりますが、いつも頭を悩ます問題が「漂着ゴミ」です。海が荒れた後など、海岸、砂浜、港内に侵入し打ち上げられる漂着ゴミは半端な量ではありません。地域の方々、漁民の方々等が定期的に清掃しますが、後から後から次々と押し寄せる漂着ゴミはキリがありません。

漂着ゴミ~ハングル文字
「漂着ゴミ~ハングル文字」

漂着ゴミで目立つのは、上の画像の様な「ハングル文字」の書かれた漂着

ゴミです。やはり遠く、韓国、北朝鮮からも流れて来るんだなと実感します

何も、漂着ゴミ全部が外国から流れて来る物では、ありません。大半は日本

国内の物でしょう。

漂着ゴミ~ポリ缶
「漂着ゴミ~ポリ缶」

そして、この所毎年、ニュース、新聞等で報道される、ハングル文字入りの

ポリ缶です。上の画像の物にはハングル文字がありませんでしたが、青い

中に薬品等も入った大量のポリ缶が、日本海の海岸地帯一帯に漂着してい

ます。ポリ容器には「過酸化水素水」等の文字がある事が多いですので、

むやみに中身を出したり触ったりしない様、注意が呼びかけられました。

これらのポリ缶は、韓国沿岸の「のり」の養殖業者から流れたとの情報もあ

りますが、真相はハッキリしません。

漂着ゴミ~漁具
「漂着ゴミ~漁具?」

そして、次に目立つのは韓国等の漁船がアナゴ漁等で使うと言われる「漁

具」です。他にも漁網、ロープ、プラスチック、ビニール、木材、海草等な

ど・・・その種類の多さにもびっくり(*_*;します。

海岸部を有する各自治体は、これらの漂着ゴミ等の処理がかさみ、財政を

圧迫していると聞きます。地元住民等のボランティアでも高齢化等の問題も

あり、もはや国に支援を仰がないと行けない状況となりつつあります。

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冬のある日の笹川流れ

冬のある日の笹川流れ

冬のある日の笹川流れです。

遠くに見える島は、新潟県岩船郡粟島浦村に属する「粟島(あわしま)」です。

粟島は周囲が23km、戸数が130戸、人口が400名弱の島です。ここ笹川

流れが最短距離にあり、直線で約20km程離れています。

昭和39年の新潟地震の際には、この島付近が震源地となりました。粟島は

大変大きく揺れて最大で4m程隆起したそうです。新潟地震の際には、この

笹川流れの奇岩奇石も大きな被害を受けました。

昨年10月に発足した「観光庁」の初代長官に就任されている「本保芳明氏」の

お父様がこの粟島出身だそうです。

冬のある日の笹川

冬の日本海と言うと、荒れ狂う大時化の場面を想像しますが、こんな穏やかな

日もあるのです。

冬のある日の笹川流れ

冬の日本海では、今時期、「天然の岩のり」が採取されます。波が少し治まっ

た時には、周辺の漁協の組合員の方々が「天然岩のり」の採取を行います。

岩場の上にのり、手で岩のりを採取し、包丁で刻み、小石等のゴミを取り除き

専用の「簾(ス)」の上に均一に広げて日陰干しします。

出来あがった板状の「岩のり」は、野菜の合え物、ラーメンやスープに入れた

り、またそのまま火で少し焙り、醤油等を付けて食べても磯の香りが口の中に

広がり珍味です。

冬のある日の笹川流れ

この日の海岸は綺麗な砂浜でしたが、これから海が荒れ、強風の吹く日は、

海岸に多くの漂着ゴミが砂浜に打ち寄せます。年々、漂着するゴミが増えてい

て、中にはハングル文字の付いた大きなポリ容器等も多く漂着します。

処理しても処理しても打ち寄せますので、地元でも地元自治体でも頭の痛い

問題となっています。

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漂着ゴミ問題

先日、佐渡市や富山県等で大被害をもたらした、低気圧発達による
大時化。幸いここ桑川港では被害はありませんでしたが、大量の漂着
ゴミが上がりました。

漂着ゴミ ポリ缶

先日県内ニュースでも呼びかけられていましたが、韓国からのものと
思われる、ポリ缶です。県内のある処で見つかった同様のポリ缶の中
には、重金属や過酸化水素などが入ったものも有り、絶対に中身に触れ
ないようにという事でした。

漂着ゴミ 漁具

続いては、やはりプラスチック製の多分漁具と思われるもの。ハングル
文字が見えます。おそらくタコなどを取る漁具かと思われます。

漂着ゴミ 排水ゴミ受け漂着ゴミ ゴミ受け

上の2枚の画像はやはり、漂着ゴミでアナゴなどを獲る漁具かと思われます。
この様なプラスチック製の漂着ゴミ、漁網、ロープ、流木等々・・・。桑川港だけ
でもトラック何台分もの漂着ゴミが打上げられます。港だけではなく、海岸や
河川にも打ち上げられるのです。

こういった漂着ゴミは環境の悪化、観光への影響、漁業への影響に繋がります。
海岸法によると、海岸の管理は県が行う事になっていますが、新潟県は海岸の
長さが他県よりずっと長く、県が状況を把握しきれていません。

そうなると、このゴミの収集や処理は市町村が行わなければならず、人的にも
金銭的にも負担が増大しています。

ここ桑川港でも、我々や漁師など漁港関係者が分別収集し、町に
依頼しゴミを処理してもらう事になります。海岸のゴミ等は地域住民のボランティア
に頼らざるを得ない状況です。

今日の「新潟日報」の記事にもありましたが、韓国等の漂着物が問題視されて
いますが、実は大半は国内のゴミによるものなのです。ゴミをどう処理するかも
問題ですが、如何にしてゴミを出さないように国民に啓発する事が一番重要だと
いう事です。

せっかくの名勝「笹川流れ」の海岸をゴミで埋もれた海岸にはしたくありません。