夏イカ(烏賊)の煮付け~笹川流れ

ある日の食卓、我家では夏イカ(烏賊)の煮付けが上がりました。夏イカと言うのは、スルメイカ、マイカと呼ばれるイカです。イカはこれから、一雨毎に大きくなると言われています。

夏イカ(烏賊)の煮付け~笹川流れ
「夏イカ(烏賊)の煮付け~笹川流れ」

ウチのクニばあちゃんは、魚の煮付けを作らせたら天下一品です。今回の夏イカは、まだまだ小振りでしたが小さいだけに柔らかく、味も染みて美味しい事この上無かったです(笑)
板曳き漁と呼ばれる漁法で捕ったイカの為、海底のドロも一緒に入っていますので、イカの耳の部分を取って水洗いして中のドロを落としたそうです。

フグ(河豚)のフライ~笹川流れ
「フグ(河豚)のフライ~笹川流れ」

そしてもう一品がフグ(河豚)のフライです。フグと言うと「毒」と言うイメージがありますが、種類により毒のある部分は違いますが、キチンと捌けば安心して食べられます。但し、正しい知識、経験、調理方法が必要になりますが(^_^;)

お味はと言えば、鳥の唐揚げをもっと軽くした感じです(笑)このフグの種類は失念してしまいましたが、地元の定置網に入ったものを頂いた物です。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 笹川流れ 天ぴ屋こだわりの一夜干し 天日干し干物
     天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。

カナガシラ(金頭)のつみれ汁

カナガシラ(金頭)と言う魚をご存じでしょうか?カナガシラは、カサゴ目カサゴ科

の魚で、ホウボウに良く似た魚です。その「ホウボウも見た事が無い!」と言う

方も多いかもしれませんね(笑)カナガシラの画像を持っていませんので、外部

サイトの画像で確認して下さい。(カナガシラの画像はこちら)

カナガシラは新潟県では、ほぼ年中水揚げのある魚で、主に「板曳き漁」(鉄

製の板を網と一緒に漁船で引っ張り、開口部を広げて魚が入り易くする漁

法)や底引き漁で水揚げされます。カナガシラ(金頭)の名の通り、頭が骨で

覆われていて固くなっている事から名づけられました。あの大塩平八郎が、

癇癪をおこし、カナガシラの頭ごとバリバリと食べてしまい呆れられた・・・と

言う逸話も記録に残っているそうです。

また新潟県では、この魚を食べると赤ん坊に与えるお乳が良く出るようにな

ると言われていて、滋養を付ける為に乳飲み子を持つお母さんにたべさせて

いました。

前置きが長くなりましたが、下の画像が「カナガシラのつみれ汁」です。

カナガシラ(金頭)のつみれ汁

カナガシラを三枚におろし、皮、骨を取り除き、ひき肉の機械等で、ミンチ状に

します。すり鉢で擂っても良いでしょう。味噌で味を整え、沸騰した鍋にスプー

ン等で落とし入れ、豆腐、ネギ等を入れ最後に味噌を入れます。

村上市の山北地区では、この魚肉のつみれを「だんご」と言い、これらの味

噌汁を「だんご汁」と呼んでいます。ダシが出てとても美味しい一品です。

つみれに向く魚は、他に、ホッケやギス等も美味しく召し上がれます。

当店ではシーズン中に、このカナガシラの一夜干し、天日干しの干物も販売

しておりますので、このページをご覧下さい。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し干物 一夜干し干物
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