山うど~笹川流れ

先日知人から「山うど」を頂きました。近くの山で採った物なのだそうです。ウドはウコギ科タラノキ属の多年草で、山菜として良く食べられます。春に出た柔らかい若芽を食用にします。

山うどの梅肉和え~笹川流れ
「山うどの梅肉和え~笹川流れ」

実は、この山うどの若芽の部分は天ぷらにして食べました。タラの芽に似た味

ですね。残念ながら撮影するのを忘れてしましました^^;

で、山うどの茎の部分は、短冊状にスライスして梅干しをつぶして和えまし

た。山うどは、アクが強いので、水にさらしてアクを抜いてあります。

と書いていると私が料理したかの様ですが、料理は全部クニばあちゃんが

行っております(笑)私は出来上がりを食べるだけです。

一口食べると口の中にウド独特の香りが広がり、梅の酸味も心地よく春を感じ

られる味でした。

山うどの梅肉和え

山うどが食べられるのは、この若芽出る春先だけです。成長の早い山うどは、

大きくなると木の様になり、食べられません。この様に図体ばかり大きくて役

に立たない事を「ウドの大木」と言いことわざになっていますね、キャイ~

ン!?

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 笹川流れ 天ぴ屋こだわりの一夜干し 天日干し干物
     天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。

ノロゲンゲ(野呂玄華)~笹川流れ

先日ノロゲンゲ(野呂玄華)が入荷しました。入荷と言っても、地元の漁師さんから「ハタハタ」を直接仕入れした時に一緒に混じっていたのが少量ありました。

ノロゲンゲ(野呂玄華)
「ノロゲンゲ(野呂玄華)」

少しグロテスクな形をしたノロゲンゲ。生物学的には、スズキ目ゲンゲ亜目ゲ

ンゲ科ノロゲンゲ属の魚で、日本海、オホーツク海、黄海東部の水深

200m~1800mの深海に生息しています。ここ村上市山北地区でも、「幻

魚(ゲンギョ)」とか「ゲンゲ」等とも呼んでいます。そう新潟県ですと、上越地

方の港で、良く水揚げされていて、名物になっている様です。新潟スイーツ・ン

カシマさんなら良くご存じかもしれませんね(^^♪

ノロゲンゲ(野呂玄華)~笹川流れ

ノロゲンゲは、生なら「ゲンゲ汁」と言ってぶつ切りにしたノロゲンゲをすまし汁

や味噌汁でたべるとコラーゲンもたっぷりで女性にも喜ばれる一品となりま

す。干物ですと、からからに乾かしたノロゲンゲを焼いて食べると、頭からボリ

ボリと食べられ美味しいことこの上無いお味です(笑)残念ながら、今回のノロ

ゲンゲもお客様に販売するだけの量がありませんでしたので、従業員の昼の

賄いとなりました(笑)味ですか?そりゃもう美味しウィッシュ!?でした(爆)

【STOP PRESS!?】

昨日(4/14)笹川流れの桑川港周辺で、イルカの大群が見られました!
残念ながら写真に収められなかったんです。ホントに残念!^^;

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
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浜焼き~笹川流れ

村上市桑川港の笹川流れ遊覧船待合所の名物の一つが「クニばあちゃんの浜焼き」です。天ぴ屋こだわりの干物の試食サービスや「ハタハタの味噌田楽」や「タコの串焼き」等を炭火で焼いています。

浜焼き~笹川流れ
「浜焼き~笹川流れ」

初登場の当店のクニばあちゃんです。忍者ではありません。頭に被っている

のは「ボシ」と呼ばれる布製の被り物で、「日除け、虫除け、寒さ除け」の為に

昔から村上市山北地方で女性が、農作業等の際に頭に被る物なのです。

この「ボシ」は、同じ村上市上海府地区では「ドモコモ」と呼び、山形県庄内地

方、秋田等では「ハンコタンナ」と呼ばれている様です。

浜焼き~笹川流れ

当店の浜焼きでは、山北産の炭を使用しています。上の画像で、網の上に

乗っているのが、「ハタハタ」「口細カレイ」「ホッケ」「シャケ(鮭)」等です。や

はり炭火で焼くと、干物も美味しく焼けますね。お客様も試食と言う事を忘れ

て「本気食い」される方もいらっしゃいます(笑)

浜焼き~笹川流れ

もちろん浜焼きも美味しいですが、お客様が何より楽しむのが、「クニばあちゃ

ん」との会話でしょう。馴染みのお客様、リピーターも多く来て頂いてまして、

「おばあちゃん元気~?」なんて声を掛けて下さるお客様が多く、クニばあちゃ

んとの会話が弾みます(笑)

クニばあちゃんは、この道〇十年の大ベテランで、遊覧船、定置網、民宿を切

り盛りして来ました。浜の女性特有の威勢の良さは相変わらずですが、天ぴ

屋では、無くてはならない存在です。

興味のある方は、桑川港へクニばあちゃんに逢いに来て下さい。そしてついで

に遊覧船にもご乗船して下されば幸いです(*^^)v

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 笹川流れ 天ぴ屋こだわりの一夜干し 天日干し干物
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カナガシラ(金頭)のつみれ汁

カナガシラ(金頭)と言う魚をご存じでしょうか?カナガシラは、カサゴ目カサゴ科

の魚で、ホウボウに良く似た魚です。その「ホウボウも見た事が無い!」と言う

方も多いかもしれませんね(笑)カナガシラの画像を持っていませんので、外部

サイトの画像で確認して下さい。(カナガシラの画像はこちら)

カナガシラは新潟県では、ほぼ年中水揚げのある魚で、主に「板曳き漁」(鉄

製の板を網と一緒に漁船で引っ張り、開口部を広げて魚が入り易くする漁

法)や底引き漁で水揚げされます。カナガシラ(金頭)の名の通り、頭が骨で

覆われていて固くなっている事から名づけられました。あの大塩平八郎が、

癇癪をおこし、カナガシラの頭ごとバリバリと食べてしまい呆れられた・・・と

言う逸話も記録に残っているそうです。

また新潟県では、この魚を食べると赤ん坊に与えるお乳が良く出るようにな

ると言われていて、滋養を付ける為に乳飲み子を持つお母さんにたべさせて

いました。

前置きが長くなりましたが、下の画像が「カナガシラのつみれ汁」です。

カナガシラ(金頭)のつみれ汁

カナガシラを三枚におろし、皮、骨を取り除き、ひき肉の機械等で、ミンチ状に

します。すり鉢で擂っても良いでしょう。味噌で味を整え、沸騰した鍋にスプー

ン等で落とし入れ、豆腐、ネギ等を入れ最後に味噌を入れます。

村上市の山北地区では、この魚肉のつみれを「だんご」と言い、これらの味

噌汁を「だんご汁」と呼んでいます。ダシが出てとても美味しい一品です。

つみれに向く魚は、他に、ホッケやギス等も美味しく召し上がれます。

当店ではシーズン中に、このカナガシラの一夜干し、天日干しの干物も販売

しておりますので、このページをご覧下さい。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し干物 一夜干し干物
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マダラ(真鱈)~笹川流れ

マダラ(真鱈)は、今正に旬を迎えた魚です。今年は日本海は時化続きで、中々マダラ

のまとまった水揚げが未だありません。マダラは今産卵時期を迎えていますので、産卵

が終わるまでが美味しさのピークかと思います。

マダラ(真鱈)~笹川流れ

マダラはタラ目タラ科に属する魚で、主に北太平洋に分布しています。日本海、東北以

北の太平洋側で主に底引き漁で水揚げされます。

マダラ(真鱈)~笹川流れ

マダラの料理方法は、鍋、味噌汁、フライ、ソテー等で食べられます。身は脂肪分が少

ないので、淡白な味です。産卵の時期ですので、特に重宝されるのが、マダラの「しら

こ」です。菊の花に似ている事から「キク」とも呼ばれ、値段もメスよりオスの方が高目と

なります。酢だち醤油等で食べるトロッとして美味ですね。

マダラ(真鱈)~笹川流れ

今回のマダラはオス or メス?答えは「メス」でした。上の黒っぽいのが卵巣で、下がキ

モ(肝臓)です。マダラの卵は、鮭のイクラの様に醤油タレで味付けして暖かいご飯の上

にかけて食べても美味しいですし、ゴボウ、大根、シラタキ等とマダラの卵をフライパンや

鍋等で炒る「こいり」と言う食べ方もあります。もちろんパスタと和えても「タラコスパゲ

ティ」になりますね。

料理した画像を撮るのを忘れていましたので、今度UPしますね。

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 日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し干物 一夜干し干物
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ミギガレイ~笹川流れ

ミギガレイは、ここ山北でも底引網漁の漁船が水揚げしますが、それ程まとまっ

た量の水揚げはありません。ミギガレイはカレイ科ミギガレイ属のカレイです。

ミギガレイ~笹川流れ

ミギガレイはアカガレイに似ていますが、アカガレイは裏(腹側の白い部分)が薄

赤くなりますが、ミギガレイは真っ白です。

ミギガレイ~笹川流れ

食べ方としては、塩焼き、煮付け、から揚げ、新鮮な物なら刺身でも食べられる

様です。

ミギガレイ~笹川流れ

料理担当のうちのばあちゃんは、ぶつ切りにして煮付けにしました。大きいので

一匹のままだと料理しにくいですので。ミギガレイは身厚で、冬場は脂がのって

いますので、たいへん美味しく頂きました(笑)

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ヤナギガレイ(柳鰈)~笹川流れ

冬の新潟県の日本海で獲れる「ヤナギガレイ(柳鰈)」は、カレイの中でも最も

美味しいと評されています。柳の葉に似たこの「ヤナギガレイ(柳鰈)」を柳都

新潟の特産品として大々的にPRしています。

ヤナギガレイ(柳鰈)~笹川流れ

カレイ目カレイ科ヤナギムシガレイ属の「ヤナギガレイ」は、その名の通り「柳の

葉」に似ている事から名付けられています。また地方によっては、「ヤナギムシ

ガレイ」「ササガレイ」「クリノキノハガレイ」「ユズリハカレイ」等々と呼び名が変わ

る様です。新潟県では、主に底引漁、板曳漁の漁船により水揚げされていま

す。

ヤナギガレイ(柳鰈)~笹川流れ

ヤナギガレイの食べ方は一般的には「塩焼き」もしくは「唐揚げ」で食べる事が

多い様です。また刺身にしても美味しい魚です。

我が家では、ばあちゃんが開きにして骨を取り、今夜はフライにして夕食の食卓

に上がりました。クセの無い魚ですので、カラッと油で揚がっていますので、サク

サクと歯触りも良く美味しかったです。

ヤナギガレイ(柳鰈)~笹川流れ

残りのヤナギガレイは、頭を取り、塩を振り20分程置いてから真水で洗い、天

日干しにしました。たて塩(塩水)ですと、漬ける時間が短くて済みます。

ヤナギガレイ(柳鰈)~笹川流れ

ヤナギガレイの旬は秋から冬にかけて産卵時期を迎えお腹に卵を抱えた時が

美味しい時期です。

今旬の「柳都新潟」の「ヤナギガレイ」を一度お召し上がり下さい。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し魚 天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。

ハタハタ(鰰)~笹川流れ

先日知人の漁師さんからお魚を沢山頂きました。その中に「ハタハタ(鰰)」が

入っていました。

ハタハタ(鰰)は、スズキ目ワニギス亜目ハタハタ科に属する魚です。日本海、

オホーツク海、アリーシャン列島等に生息する深海魚です。

ハタハタは、鰰や鱩と書き、カミナリウオの別名もあります。これは、雪の降る

雷が鳴り始める季節に採れ始める事から付いたと言われています。

ハタハタ(鰰)~笹川流れ

ハタハタは大変人気の高い魚で、産卵の時期を迎える年末頃が旬の季節で

す。クセの無い魚で、味噌汁、鍋物、天ぷら、味噌田楽等色々な料理方法で

食べられます。特にハタハタの卵は「ブリコ」と呼ばれ、プチプチとした食感が

美味しく人気があります。

一時期、漁獲量が激減し、秋田県等で禁漁期間が設けられましたが、近年水

揚げもそこそこあるので、スーパー等でも手に入れる事が出来ます。でもハタハ

タは他の魚と比べて少し高い様ですね。

ハタハタ(鰰)~笹川流れ

前の日に煮付けにして美味しく食べました。まだまだ量が多いので、丁度天気

も良かったので、干物にする事にしました。

ハタハタ(鰰)~笹川流れ

頭を落とし塩に30分程漬けてから、水洗いし天ぴ干しにしました。風もそこそこ

あったので、半日位で綺麗に干しあがりました。

ハタハタ(鰰)~笹川流れ

ハタハタのブリコも一緒に干しましたが、塩につけ空気に晒したら色が黒っぽく

なってしまいましたね。干しあがったハタハタは、パックに詰めて小分けにし親

戚、近所におすそ分けしました。 

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秋野菜の収穫~笹川流れ

10月の中頃、近くの畑では収穫前の秋野菜が良く育っていました。

秋野菜と言えば、大根、白菜、ネギ等々・・・、色々ありますね。

秋野菜~キャベツ~笹川流れ

キャベツを撮影してみました。秋から冬にかけて収穫されるキャベツは、甘味が

あって美味しいと聞いた事があります。生でも野菜炒め等にしても美味しいです

よね。

秋野菜(キャベツ)~笹川流れ

キャベツの水滴

キャベツの葉の上に朝露の水滴がありましたので、撮影してみました。

表面張力で水滴が丸くなっています。

秋野菜の収穫~葉菜類

秋野菜の収穫~葉菜類

葉菜類も多く栽培されています。野菜は良く解りませんが、「ホウレンソウ?」「小

松菜?」でしょうか?私は野菜好きですので、どれも美味しそうでした。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し魚 天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。

メギスの一夜干し~天ぴ屋

メギスと言う魚は正式にはニギスと呼ぶそうで、キスに似ているからと言う説もあります。三重県では

「沖ギス」、高知県では「沖うるめ」と呼ぶ魚です。正式なメギスは全然違う魚で、沖縄等で取れる魚

だそうです。

メギスの一夜干し~天ぴ屋

新潟県で言うところの「メギス」は、主に底引漁により水揚げされます。生魚は、煮付け、塩焼き、

天ぷら、すり身にしてダンゴ汁にしたりする他、鮮度の良い物は刺身でも食べられるそうです。

私はさすがに刺身は食べた事が無いのですが、とても脂がある魚ですので、天ぷら、煮付けが

好きな食べ方です。

メギスの一夜干し~天ぴ屋

当店では、この「メギス」を塩水に10分程浸し、その後金串に刺して、天日と潮風で4~5時間乾燥

させます。この「メギスの一夜干し」は、焼いて食べるのはモチロン、衣を着せず油で素揚げして

食べますと、骨ごと頭から食べる事ができます。

メギスの一夜干し~天ぴ屋

当店ではこの「メギスの一夜干し」が特価1パック500円(税込)でお買い求め頂けます。

1パック12~15尾入りです。お買い求めはこちらから

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