ある日の笹川流れ

ある日の笹川流れ1

ある日の笹川流れのひとコマです。

ある日の笹川流れ2

この日は天気晴れで、気温も高く、波も穏やかでした。

ある日の笹川流れ3粟島

遠くに見えるは、「粟島」です。笹川流れが真正面にあたり、島の周囲が23km

二集落で戸数約130戸、人口400名弱の小さな島です。村上市の岩船港から

定期船が出航しています。笹川流れから直線で、20km程離れています。

ある日の笹川流れ4

ある日の笹川流れ5

笹川流れは6月~8月まで、貝類の解禁となっており、地元の海女さんや若者が、

天然の岩牡蠣、アワビ、サザエ等を獲っています。

ある日の笹川流れ6

ある日の笹川流れ7

この日は、海も澄んでいて、透明度も高かったです。

漂着ゴミ問題

先日、佐渡市や富山県等で大被害をもたらした、低気圧発達による
大時化。幸いここ桑川港では被害はありませんでしたが、大量の漂着
ゴミが上がりました。

漂着ゴミ ポリ缶

先日県内ニュースでも呼びかけられていましたが、韓国からのものと
思われる、ポリ缶です。県内のある処で見つかった同様のポリ缶の中
には、重金属や過酸化水素などが入ったものも有り、絶対に中身に触れ
ないようにという事でした。

漂着ゴミ 漁具

続いては、やはりプラスチック製の多分漁具と思われるもの。ハングル
文字が見えます。おそらくタコなどを取る漁具かと思われます。

漂着ゴミ 排水ゴミ受け漂着ゴミ ゴミ受け

上の2枚の画像はやはり、漂着ゴミでアナゴなどを獲る漁具かと思われます。
この様なプラスチック製の漂着ゴミ、漁網、ロープ、流木等々・・・。桑川港だけ
でもトラック何台分もの漂着ゴミが打上げられます。港だけではなく、海岸や
河川にも打ち上げられるのです。

こういった漂着ゴミは環境の悪化、観光への影響、漁業への影響に繋がります。
海岸法によると、海岸の管理は県が行う事になっていますが、新潟県は海岸の
長さが他県よりずっと長く、県が状況を把握しきれていません。

そうなると、このゴミの収集や処理は市町村が行わなければならず、人的にも
金銭的にも負担が増大しています。

ここ桑川港でも、我々や漁師など漁港関係者が分別収集し、町に
依頼しゴミを処理してもらう事になります。海岸のゴミ等は地域住民のボランティア
に頼らざるを得ない状況です。

今日の「新潟日報」の記事にもありましたが、韓国等の漂着物が問題視されて
いますが、実は大半は国内のゴミによるものなのです。ゴミをどう処理するかも
問題ですが、如何にしてゴミを出さないように国民に啓発する事が一番重要だと
いう事です。

せっかくの名勝「笹川流れ」の海岸をゴミで埋もれた海岸にはしたくありません。

砂浜の侵食

笹川流れの海岸の岩は花崗岩からできています。

砂浜は、その花崗岩が削れてできた、「桂砂」と呼ばれています。

黄色いきれいな砂で、粒が粗いです。

「桂砂」と言いますと、良く金魚、熱帯魚等のアクアリウムの底土に

利用されています。

粒が粗いですので、海水浴等で砂場に寝転んでも、体にくっつきにくい

砂です。

笹川流れの砂

「笹川流れ」では、海岸の砂が削れて、砂浜が侵食されている箇所が

増えています。テトラポット等を海中に入れて、離岸提を造る事により、

砂のつく処もありますが、大抵の砂浜は侵食されて狭くなっています。

また砂浜が侵食されることにより、道路が陥没する等の被害も出ています。

「笹川流れ」でも砂浜の侵食について対策が必要だと思います。

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