村上市の「むらかみ町屋外観再生ブロジェクト」に関する第二回目の投稿です。
村上市の小町から入る小路には、現在黒塀と呼ばれる黒く塗られた板で飾る散歩道で
「安善小路」(黒塀通り)と呼ばれています。2002年から地域の住民らによる「チーム黒塀プロジェク
ト」なる集まりが発足し、「町屋の人形様巡り」等で訪れる観光客を昔ながらの、小路の
風景で楽しませようと言う活動をされています。地元住民がボランティアで、板を購入し、
ペンキで黒く色を塗り、小路を飾り昔懐かしい小路を再現しています。
毎年10月には「むらかみ宵の竹灯籠まつり」が開かれ、小路を無数の竹灯籠で照らし
出します。
村上市の小町通りから路地に入り「安善小道」を歩きますと、間もなく「安善寺」が見え
てきます。このお寺の名前が「安善小路」の名前の由来となっています。詳しい事は解り
ませんが、山門からしてかなり歴史のあるお寺の様です。
安善寺のお隣には、「割烹新多久」さんがあります。老舗の料亭で、安善小路に合わせ
て店舗が黒塗りに改修されています。村上の鮭、地元岩船港水揚げの鮮魚、山の幸を
素材にしたお料理が美味しいと聞いています。一度ゆっくりお食事してみたいものです。
城下町の安善小道、いにしえの街並みにマッチした店造りですね。落ち着いた雰囲気を
醸し出します。
寺町の浄念寺方向から割烹新多久さん方面を眺めて・・・。
安善小路の塩町方面を眺めて。この先は緩やかな下り坂となり塩町方面へと続いてい
ます。
こちらへ行くと寺町へ路は続いています。
浄念寺の「蔵」が通りから見えました。大きな立派な蔵ですね。
これは以前撮影した画像ですが、寺町にある「浄念寺」です。このお寺は全国でも珍しい
白壁土蔵造りのお寺となっています。「浄念寺」は村上城主、「間部詮房」の菩提寺とな
り1818(文化15)年にこの本堂が建てられました。寺町には名前の通り、多くのお寺が
並ぶ通りとなっています。これも城下町の名残でしょう。
この先、大町の「早撰堂」さん方面へと路は続きますが、その様子はまた別の機会で。
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