今日は新潟県岩船郡山北町の浜新保地区の仏照寺で「八大龍王講」が行われ
ました。「八大龍王講」と言うのは、龍神を祀る行事で海の神様に船員や漁師
が、海上安全、大漁満足等をお祈りする行事です。
この地区は曹洞宗が多く、8人のお坊さんによる「般若心経」により厳かに取り
行われました。地区の住民、漁師等40名程集まりました。
お経が一通り終了し、直会(なおらい)という酒の席が設けられ、地元水揚げ
の魚の刺身やタラ汁、赤カブ漬けなどが振舞われました。その席で、地元浜新保
の獅子舞保存会による「獅子舞」が披露されました。
お目出度い席等では、現在引っ張りだこの「獅子舞」。仕事の合間に、月2回程
集まって、小学生から大人まで練習するのだそうです。勇壮で、滑稽な動きの
獅子舞に席についた8人のお坊さんも大喜びでした。このような伝統を守る事は
たいへんな事ですが、これからも若者や子供達にも伝えられて行ければ良いと
思っています。