オミナエシ(女郎花)は、秋の七草のひとつで、野山や土手等に生える草丈60cmから1mの植物
です。日本では昔から親しまれて来た植物で、「万葉集」で山上憶良も、秋の七草のひとつとして
「萩の花尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花(万葉集・巻八 1538)
として詠んでいます。その他にも「源氏物語」や松尾芭蕉、高浜虚子、与謝野晶子らにも取り上げ
られている花です。
切り花としても利用され、また解熱・解毒作用があると言うことで、生薬としても利用されている。
花言葉は 「美人」 です。
またオミナエシと対になるような植物にオトコエシ~男郎花があります。
やはり野山や丘陵地等に生える植物で、オミナエシ(女郎花)に比べて力強く、男性的であるから
オトコエシ~男郎花と名付けられたと言う説があります。
オトコエシ~男郎花は、利尿・解毒効果があるとされ、薬用に利用されていました。
オミナエシとオトコエシは花色が黄色と白色で、対比的な存在です。ただオトコエシが男性的で
ある・・・と言うのには疑問がありますが。どちらにしても、古くから日本で親しまれて来た植物
なのですね。
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