先日村上市の瀬波温泉の湯元へ行って来ました。瀬波温泉は、明治37年に
石油掘削中に熱湯が噴出したもので、豊富な湯量と温度(95℃前後)の熱さが
特徴となっています。温泉街の正面には日本海が広がり、粟島、遠くは佐渡島
が一望出来ます。料理も、日本海の海産物、岩船平野の農産物等、素材を
生かした料理が楽しめます。
温泉源では、白い蒸気が立ち込め、「シューシュー、ボコボコ」と温泉の吹き出る
音がして、硫黄の匂いがうっすらします。
ここで興味深かったのは、卵を持ち込んで、この容器に入れて待つ事○○分で
「温泉たまご」が出来上がるとの事。
温泉たまごの作り方が説明してある看板もちゃんとあり、今度来る時は是非
卵を持って来ようと心に決めました(笑)
瀬波温泉と関わりのある方として、詩人の「与謝野晶子」さんがいます。
昭和12年に瀬波温泉に1ヶ月程泊られ、45首もの歌を詠んだそうです。これだけ
短期間に素晴らしい歌を沢山詠まれたと言う事は、瀬波温泉が気に入られたの
でしょうか?
与謝野晶子が、この瀬波の噴湯場にて詠んだ歌碑がありました。村上市には
与謝野晶子さんの歌碑が何箇所かありますので、今度訪れて見たいと思います。
噴湯場には、「伊日子神社」があり、奥の院に登ると瀬波温泉と日本海を一望
出来ます。
この噴湯場脇には、昔「三嶋屋」と言う旅館があり、かつて昭和天皇もご宿泊
されたのですが、残念ながら数年前に廃業され、建物は取り壊されています。
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