ユズリハ(譲葉)~笹川流れ

Daphniphyllum macropodum

ユズリハ(譲葉)~笹川流れ

先日のエントリー「船の正月松飾り~笹川流れ」で、松を正月飾りに使うと説明しましたが、
上の画像の「ユズリハ(譲葉)」を松と一緒に、あるいはこれだけを松飾りに使う家庭もあります。

ユズリハ(譲葉)は、ユズリハ属ユズリハ科の常緑高木で、日本では本州、四国、九州、沖縄
に分布しています。ユズリハの名前の由来は、若葉が伸び出すと一斉に古い葉が落ちて、
まるで親が子の代に引き継がれる様子に似ているからユズリハ(譲葉)と名付けられたと
言う事です。そんな所が縁起が好いイメージに繋がったのでしょうね。

Daphniphyllum macropodum
ユズリハの木はこんな感じです。他の植物とちょっと不思議な感じがしますね^_^;

A gull
寒そうなウミネコ:先日の大荒れの日(荒れる日が最近多いので何時かは忘れてしまいま
した)に撮影したのですが、強い風と雪を避ける様にウミネコ達が一箇所に固まっていました。
流石に寒そうな様子です。

A gull
そんな中、元気なカモメもいました。先程のウミネコよりも少し大型で、足は赤い色をしてい
ます。風、雪が吹き付ける中、岸壁に打ち上げられた漂着ゴミの辺りをエサを探して、あち
こち歩き回っていました。こんな荒れた日は、海に入る事も出来ないでしょうから、海鳥達
もエサ探しが大変でしょうね。

ユズリハ(譲葉)~笹川流れ

ユズリハ(譲葉)~笹川流れ

ユズリハ(譲葉)は、ユズリハ科ユズリハ属の常緑小高木で、本州福島以南~

沖縄にかけて分布し、高さ4m~10mになります。本州は福島以南と言う事です

が、ここ村上市にも自生しています。

ユズリハ(譲葉)~笹川流れ

新しい葉が出ると古い葉が落ちて新旧交代する事から、親から子へ代々と受け

継がれる様に見立てて「譲り(ゆずり)葉」と名付けられたと言います。

この事からも縁起の良い植物ですので、村上市山北地区の一部では、ユズリハ

を正月飾りにして玄関先等に飾ります。

ユズリハ(譲葉)~笹川流れ

ユズリハは花期は、5月~6月頃で、11月~12月にかけて画像の様な実を付

けます。 ユズリハと言っても派生種が多くありますので、寒冷地の山北にある

ユズリハもそう言った種類なのかもしれませんね。

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