笹川流れ遊覧船 準備完了!!

4月1日からの運航開始に向け、着々と準備を続けて来ましたが、笹川流れ遊覧船の準備が遂に完了致しました。この日は船体を洗い、岩船港から桑川港への回航準備を行いました。
遊覧船の準備作業もひと段落し、「一寸一服!」の場面です(笑)

笹川流れ遊覧船 準備完了!!
「笹川流れ遊覧船 準備完了!!」

遊覧船「おばこ丸」「第二おばこ丸」もあとは桑川港へ回航するのみとなりま

した。

喫水線

船体尾部の喫水線付近に書かれている数字は、船体最下部からの長さにな

ります。

おばこ丸のスクリュー
亜鉛板

こちらは「おばこ丸」のスクリュー付近ですが、船体にはこの様に銀色の金属

板が何個も取り付けられています。これは何かお分かりになりますか?

これは「亜鉛板」です。その名の通り亜鉛(マグネシウム)で出来た板ですが

(笑)これは金属の腐食を防ぐ為に取り付けられます。何故「亜鉛板」と付け

ると金属の腐食が防げるかと言うと、科学はからっきしダメな私ですが、亜鉛

は鉄よりひとつ上のイオン化傾向が高い金属なのだそうです。鉄が錆びる際

にイオン化して錆びますが、その前に亜鉛がイオン化する事により、鉄がイオ

ン化して錆びるのを防ぐのだそうです。

船等は水面下の金属部分が多いですので、水に溶けやすく鉄よりイオン化

が高い亜鉛(Mg)を防食として利用しているのです。

おばこ丸のサイド・スラスター
「おばこ丸のサイド・スラスター」

これはおばこ丸の船体前部の水面下に取り付けらている「サイド・スラス

ター」と言う小さなスクリューです。何故こんな物が取付られているかと言う

と、船は地上の自動車と比べて小回りが利かなくなります。船が岸壁から離

れる際に、船の向きを変える為にこの様な小型のスクリュー「サイド・スラス

ター」が付いているのです。これは船に対し垂直に付いていますので、左右ど

ちらにも圧流出来ます。最近は小型のボート等にも付いている事が多いです

ね。

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船底塗料~遊覧船準備作業

今日は(3/19)天気も良く、気温も20℃程になりましたが、これは5月頃の気温だとか。4月1日(水)からの笹川流れ遊覧船の運航開始へ向けた準備作業が忙しい毎日です。

豆蔵は最近、やれクラプトンだ!ジョンレノンだ!ネコノメソウだ!などと現を抜
かして、陸すっぽ仕事もしていないんぢゃないんかい?・・・と思っているPCの
前の(*・・)σアナタ!そう貴方!貴女!・・・当りです(爆)

と言うのはホンノ冗談で、遊覧船の運航開始の準備作業を急ピッチで進めて

います。

船底塗料を塗る・・・笹川流れ遊覧船準備作業
船底塗料を塗る・・・遊覧船準備作業
「船底塗料を塗る・・・笹川流れ遊覧船準備作業」

今日行った準備作業は、遊覧船の喫水(きっすい・・・水に浮かぶ船の船底か

ら水線までの直線距離)に船底塗料を塗りました。何故、船底塗料を塗るかと

言うと、また普通のペイントではダメなのかと言う疑問があると思います。

海に浮かぶ船は、時間が経過すると共に、喫水の部分に貝(フジツボ、カキ、

イガイ等)や海草等が付着して来ます。これらの貝や海草が船に付着している

と、水の抵抗を受けてスピードも出無くなり、燃料の消費も増えてしまいます。

船底塗料はそれらの貝や海藻等が付着しにくい成分が配合されています。

以前はこの成分に鉛が使われていましたが、現在では環境に影響を及ぼす

為に鉛の使用は禁止されています。

また船底塗料には赤や茶、青等がありますが、色が違うだけで成分は大体

一緒です。そして塗料を塗る時のコンディションは当然、雨が降らない事で、

気温もあまり低いと塗料の伸びも悪いですね。

今日は天候も晴れで、気温も20℃を超えましたので、グッドコンディションで

したが、さすがに作業をしていると暑かったですね(笑)

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