ウミネコ(海猫)のヒナもこんなに立派に育ちました!~笹川流れ

今年の5月末から6月初め頃に笹川流れの岩場で生まれたウミネコ(海猫)のヒナも7月の中旬には巣立ちの時を迎えました。すっかり飛び方も覚えて、遊覧船で餌付けが始まると成鳥と供に付いて来ますが、まだお客様の手からは餌は取れない様です。

ウミネコ(海猫)の子供~笹川流れ
「ウミネコ(海猫)の子供~笹川流れ」
ウミネコの子供(ヒナ)は体全体が茶色の羽で覆われています。眼も白目が無く、黒目だけの様に見えます。口ばしと足はピンク色で、成鳥になると口ばしと足は黄色になります。

この子供のウミネコが成長になり、羽が白くなるには3年かかると言われています。成鳥になると繁殖行動を取る様になりますが、成鳥になるには思ったより時間が掛かるのですね^_^;

笹川流れのウミネコの大半は7月中旬に子育てが終わると、夏の間は一旦北の方へ(北海道、サハリン方面)へ移動し、その後南下し1月~2月頃には越冬地(四国、九州)に達するそうです。

ウミネコの成鳥~笹川流れ
「ウミネコの成鳥~笹川流れ」
こちらはウミネコの成鳥です。ご覧の様に体の羽は白く、背の部分だけが黒くなります。英語でblack-tailed gullと呼ばれる由縁ですね^_^

ウミネコの成鳥~笹川流れ

ウミネコが遊覧船上で一休みしています。お客様の餌付けが終わったのでしょうか?
先程、ウミネコは子育てが終わると移動すると申し上げましたが、ピーク時に比べると数は極端に少なくなりますが、ごく一部の個体は、ここ笹川流れで冬を越します。

夏前に笹川流れにお越しになられたお客様は、夏以降ウミネコの数が極端に少なくなったのに驚かれる方が多いです。
「あれだけいたウミネコは何処へ行っちゃったの?」と言った質問を多く受けますが、上記の様な事を説明します。「ウミネコは子育てが終わると、越冬地へ移動するんですよ」と。

ですので、ウミネコの餌付けが楽しみでこれから遊覧船にご乗船されるお客様、どうぞご安心下さい。ウミネコは少なくなりましたが、ちゃんと餌付け出来ますよ(*^^)v

海鵜(ウミウ)~笹川流れ
「海鵜(ウミウ)~笹川流れ」
そして笹川流れの鳥類の中で忘れられないのは、海鵜(ウミウ)です。長良川で鵜飼が使っているのは実は海鵜なんですね。
海鵜につていは、またの機会とさせて頂きますm(__)m

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 笹川流れ 天ぴ屋こだわりの一夜干し 天日干し干物
     天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。

ウミネコが旅立ちの時を迎えました~笹川流れ

笹川流れのウミネコ(海猫)4月前半から笹川流れで巣作りをし、5月後半には雛が孵り、7月中旬には巣立ちの時を迎えます。雛が巣立ちを迎えると何処へかと移動します。

ウミネコが旅立ちの時を迎えました~笹川流れ
「ウミネコが旅立ちの時を迎えました~笹川流れ」

笹川流れの岩場で子育てを終えたウミネコ達は、一晩でいなくなってしまいます。ホントに一晩なんですヨ(^^ゞ
あれだけいた多くのウミネコは何処へ行くのでしょう?
ウミネコは留鳥(リュウチョウ)だとWikiでは説明されています。留鳥とは、一か所に生息、繁殖し、棲む場所を移動しない・・・となっていますが、実は繁殖後移動大移動するのです。

青森県の蕪島と言う所はウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されていますが、繁殖を終えたウミネコは一旦サハリンまで北上し、その後また南下し、四国、九州辺りで越冬するのだそうです。

ウミネコが旅立ちの時を迎えました~笹川流れ

ごく一部のウミネコは笹川流れに留まります。ですが数は少ないですので、そう多くは遊覧船上での餌付けに寄って来ません。7月位までの無数のウミネコが、遊覧船に寄って来るのを知っているお客様は、あれだけいたウミネコが何処へ行ってしまったか、大変不思議がります。

餌を狙うウミネコ~笹川流れ
「餌を狙うウミネコ~笹川流れ」

その少なくなったウミネコは一部は餌を求めて港へと飛んで来ます。遊覧船の待合所の屋根の上に集結して、天ぴ屋自慢の一夜干しを失敬する機会を伺っています(笑)

それではこれから夏休みに向けて、遊覧船上から全くウミネコの餌付けが出来ないのかと言うとそうでは無く、少数ではありますがウミネコは船に付いて来ますのでご安心下さい(^_^)v

何れにせよ、大部分のウミネコ達は来年の3月位にまた笹川流れに帰って来る事でしょう!(^O^)/

おまけに7月5日に撮影した、ウミネコの動画をUPして置きますね。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 笹川流れ 天ぴ屋こだわりの一夜干し 天日干し干物
     天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。

岩百合(透百合)~笹川流れ

ここ笹川流れも6月に入り夏が近づくと、岩場に岩百合(イワユリ)が咲いて来ます。ユリ科ユリ属の多年草で、別名「透百合(スカシユリ)」や「岩戸百合(イワトユリ)」等があります。

岩百合(透百合)~笹川流れ
「岩百合(透百合)~笹川流れ」

岩百合は、こんな岩場の土も少ない様な所に生育する丈夫な植物です。笹川流れの岩々に咲くオレンジ色の花は、笹川流れの風物詩となっています。

岩百合(透百合)~笹川流れ

岩百合の正式名称「透百合(スカシユリ)」は、花を上から見ると花びらの間に隙間が出来ていて、花から景色が透けて見える事から名付けられました。

岩百合(透百合)~笹川流れ

岩の斜面のヒビから花を咲かせる岩百合。こんな所でも十分生育出来ます。
岩百合と一緒に咲いている、紫色の花は「浅葱(あさづき)」の花です。

ウミネコ(海猫)の産卵~笹川流れ
「ウミネコ(海猫)の産卵~笹川流れ」

岩百合を撮影していたこの岩は、ウミネコの巣も所々にあります。このウミネコも私が近付いたので、巣の上でビックリして立ち上がりました。その巣を覗き込むと、卵が3個位ありました。

岩百合とウミネコ~笹川流れ
「岩百合とウミネコ~笹川流れ」

ウミネコが卵を温めている側で、岩百合が咲いていました。ウミネコは私が近付いたので、警戒し鳴声を上げました。すると周りに他のウミネコが上空を飛び盛んに警戒していました。「驚かすつもりぢゃ無かったのだよ、ウミネコさん!」m(__)m

この岩百合は、7月一杯位咲いている様です。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 笹川流れ 天ぴ屋こだわりの一夜干し 天日干し干物
     天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。

飛行機雲とウミネコ~笹川流れ

GW前、ある日の午後の一場面。あまりの天気の良さにウミネコもまったりと過ごしている様に見えました。

ウミネコ(海猫)~笹川流れ
「ウミネコ(海猫)~笹川流れ」

ウミネコも日向ぼっこ?あちこち歩き回る者、地面に座り込む者、あまり警戒心が無いみたいですね。

ウミネコ(海猫)~笹川流れ

上の写真中央の茶色っぽいウミネコは、通常のウミネコと違い体が一回り大きいです。漁船が沖合いで漁をしていると、揚がった魚を食べに来るのがこのタイプのウミネコが多く、「沖カモメ」と漁師さんは呼んでいるそうです。

飛行機雲~笹川流れ
「飛行機雲~笹川流れ」

雲一つ無い晴天の空、ふと見上げると飛行機雲が伸びていました。白い線を追っていると、時間の経つのも忘れてしまいます。GW前にゆっくりと過ごした一日でした。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 笹川流れ 天ぴ屋こだわりの一夜干し 天日干し干物
     天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。

ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ

この日も天気が好く、波が穏やかでした。風も弱く、波も穏やかな状態を凪(なぎ)と呼びます。「凪が好い」と言う風な言い方をします。まるで水面に油を流したかのように風も殆どなく、波も全く無い状態を「ベタ凪」とも呼びます。

ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ
「ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ」

こんな「凪」の日には、絶好のウミネコの餌付け日和で(笑)餌付けに夢中になるお客様も船酔いする事はまず無いでしょう(^_^)v

ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ

笹川流れ遊覧船では、まず船長の説明を聞いて頂きたいですので、ウミネコの餌の販売はある程度、船長の説明が終わってからにしています。
弊社では、船内の景色は、テープを使わず船長がマイクを使い生で説明しています。

ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ

餌付けで飛び回ったウミネコは、疲れると遊覧船の屋根の上で小休止します。屋根の上からエサに狙いを付けています(笑)

ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ

こちらは幼鳥のウミネコです。羽が未だ黒く、アシヒレもピンクで、目玉も真っ黒く、泣き声も成鳥とは違うんですよ。完全に成鳥になるには、1~2年は掛かると聞いています。

ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ

ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ

この日もお客様は、ゆっくり景色を眺めたり、ウミネコの餌付けをしたり思い思いのクルージングを楽しまれていました。

ウミネコの餌付けは7月の中旬位までは十分できますので、ユウスケさん!大丈夫ですよ(*^^)v

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 笹川流れ 天ぴ屋こだわりの一夜干し 天日干し干物
     天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。