つかの間の春~笹川流れ

A rice field without the snow

つかの間の春~笹川流れ

太陽の顔を見たのはこの前は何時だったでしょうか?随分と久し振りに天候が回復して穏やかな日となりました。
先日降った雪も大体は溶けてしまった様です。近くの田圃にも殆ど雪は残されていません。

A dandelion under the snow
雪の下からタンポポが:先日は20cm位雪が積もったでしょうか。その雪の下から、タンポポが未だ黄色の花を
咲かせていました。生命力の強さを感じる時です。野山で自然に生えている草花で、現在花を咲かせているの
は貴重です。

A dried radish
天日に干された大根:近くでは、漬け物用でしょうか。大根が干されていました。太く逞しい大根。漬け物にする
には、まだまだ干さなければならない様です。

A dried radish
切り干し大根:家の軒先には、切り干し大根でしょうか。大分干上がった大根が干されていました。
大根は殆どが水分で出来ていますものね。
切り干し大根もカリカリと歯応えがあって美味しい物です。

The Japanese radish being pickled in vinegar sweetened with mirin and sugar
大根の甘酢漬け:これまでの流れからすると、干した大根で作った料理をご紹介すれば好かったのですが、残念
ながら、これは大根の甘酢漬けです。いつもブログでお世話になっている『おくさまさん』にも記事がエントリーされ
ていましたね(●^o^●)

タンポポあれこれ~笹川流れ

タンポポ属は日本でも約20種類あるそうです。その中から笹川流れで咲いている2種類のタンポポをご紹介致します。

セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)~笹川流れ
「セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)~笹川流れ」

その中でも今、勢力を広げているのがキク科タンポポ属の「セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)」です。明治期に渡来したヨーロッパ原産の帰化植物で、外側の苞片の反り返って垂れるのが特徴です。

セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)~笹川流れ

上の画像の様に、花の下の苞片(がくへん)が反り返ってるのが解りますでしょうか(^_^;)

セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)~笹川流れ

もう既に種子を飛ばしている物もありますね。セイヨウタンポポは、3倍体と呼ばれ花粉に関係なく種子を成熟させるので、繁殖力が爆発的です。この為、日本の生態系の勢力図を塗り替える勢いがある植物なのだそうです。

エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)~笹川流れ
「エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)~笹川流れ」

そしてもう一つのタンポポが「エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)」です。この植物は北海道,東北,北関東,中部地方に分布します。

エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)~笹川流れ

エゾタンポポの特徴は、セイヨウタンポポと比べて外側の苞片が反り返っていないのが、確認出来ますでしょうか?また主に関東地方とその周辺地域に自生する「カントウタンポポ」と言う種類もあります。

またタンポポに似た花も多くありますが、タンポポは何れも葉が根生(根から葉が生える)で、茎が枝分かれをしないで、茎1本に一つの花を付けるのが見分け方なのだそうです。

ぜひ皆さんも、周りで生えているタンポポの花の下の苞片が反り返っているか、いないかを確認してみて下さい(笑)

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