笹川流れの名前の由来!?

笹川流れは、村上市浜新保の鳥越山から寒川の狐崎までの約11㎞の海岸線です。岩場を流れる潮の流れ、海上から観る陸の景色を中心集落の「笹川集落」の名前を冠して呼ばれる様になりました。

君戻し岩~笹川流れ
「君戻し岩~笹川流れ」

笹川流れの魅力は、長い年月を経て季節風、波に浸食されて出来た花崗岩による、奇岩奇石です。かつての源義経が奥州落ちの際、この辺りの海を小船で落ち延びたと言う伝説が、この地域に伝われています。その源義経にゆかりのある名前が、各岩々に付けられているのです。

その義経が、奥州に向かうのに夢中で、笹川流れの綺麗な景色に気が付かず、通り過ぎてしまいました。後部にいた義経の家来が、笹川流れの大きな景色に気が付き、先頭の義経を呼び戻し、景色を観賞しながら奥州目指して小船を走らせたと言われています。主君の義経も遂にここまで呼び戻されてしまった事から、上の大きな岩山を「君戻し岩」と名付けられたと言われています。

ヤマツツジ~笹川流れ
「ヤマツツジ~笹川流れ」

今の季節、笹川流れの岩山の所々に赤い花が咲いていますが、これは「ヤマツツジ」の花です。

ちゃっかりしたウミネコ~笹川流れ
「ちゃっかりしたウミネコ~笹川流れ」

笹川流れ遊覧船の魅力のもう一つは、遊覧船上でウミネコに餌付けが出来る事です。最近ウミネコは人にも慣れていて、船の窓際にとまってお客さんから直接エサを貰うちゃっかりしたウミネコもいます(笑)

海の透明度~笹川流れ
「海の透明度~笹川流れ」

この日の様に北風が吹く日は、海が綺麗に澄む事が多いです。上の画像は桑川港内の岸壁近くの画像ですが、海底までハッキリ見える透明度となっています。お客様も「海の底が見えるよ~」と感動したご様子です。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
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岩百合(透百合)~笹川流れ

ここ笹川流れも6月に入り夏が近づくと、岩場に岩百合(イワユリ)が咲いて来ます。ユリ科ユリ属の多年草で、別名「透百合(スカシユリ)」や「岩戸百合(イワトユリ)」等があります。

岩百合(透百合)~笹川流れ
「岩百合(透百合)~笹川流れ」

岩百合は、こんな岩場の土も少ない様な所に生育する丈夫な植物です。笹川流れの岩々に咲くオレンジ色の花は、笹川流れの風物詩となっています。

岩百合(透百合)~笹川流れ

岩百合の正式名称「透百合(スカシユリ)」は、花を上から見ると花びらの間に隙間が出来ていて、花から景色が透けて見える事から名付けられました。

岩百合(透百合)~笹川流れ

岩の斜面のヒビから花を咲かせる岩百合。こんな所でも十分生育出来ます。
岩百合と一緒に咲いている、紫色の花は「浅葱(あさづき)」の花です。

ウミネコ(海猫)の産卵~笹川流れ
「ウミネコ(海猫)の産卵~笹川流れ」

岩百合を撮影していたこの岩は、ウミネコの巣も所々にあります。このウミネコも私が近付いたので、巣の上でビックリして立ち上がりました。その巣を覗き込むと、卵が3個位ありました。

岩百合とウミネコ~笹川流れ
「岩百合とウミネコ~笹川流れ」

ウミネコが卵を温めている側で、岩百合が咲いていました。ウミネコは私が近付いたので、警戒し鳴声を上げました。すると周りに他のウミネコが上空を飛び盛んに警戒していました。「驚かすつもりぢゃ無かったのだよ、ウミネコさん!」m(__)m

この岩百合は、7月一杯位咲いている様です。

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ウミネコの餌付け~おばこ丸

繁殖時期を迎えている笹川流れのウミネコもヒナが誕生している様です。
遊覧船が巣が集まるコロニーの岩に近づくと何処からともなく沢山のウミネコが船に付いて来ます。

ウミネコの餌付け~おばこ丸
「ウミネコの餌付け~おばこ丸」

笹川流れ周辺の岩々では、十日前程からウミネコのヒナが次々と誕生しています。ヒナの成長も早く、かなり大きくなって来ました。ちょっとこの画像では見辛いですが、遊覧船上からも肉眼でヒナが確認出来ます。

ウミネコの餌付け~笹川流れ

遊覧船上からのウミネコの餌付けは人気で、老若男女が歓声を上げて楽しまれています。

ウミネコの餌付け~おばこ丸

そこでブログへ載せる写真の為に、私も餌付けに挑戦!餌はかっ〇えび〇んです。

ウミネコの餌付け~おばこ丸

見事指からエサをキャッチ!?・・・ン?でもキャッチした瞬間は動きが早くて中々うまく撮れません(^_^;)

ウミネコの餌付け~おばこ丸

何度やってもやはり餌をキャッチする瞬間は撮れません(^^ゞ 「もっとエサ無いのかよ?」と言う様なウミネコの鋭い目がこちらを見ます。

ウミネコのヒナが巣立ちするのは7月の中旬位ですので、それまでは沢山のウミネコが遊覧船に付いてきますので、餌付けも楽しめます。
子育てが終わるとウミネコは、一旦北の方へ移動し、そして冬には今度は南の方へ移動し冬を越すのだそうです。

7月後半以降も、幾らかの移動をしないウミネコが笹川流れに残りますが、数はそんなに多くありません。ですので、遊覧船上からウミネコの餌付けを楽しみたい方は、7月中旬位までがお勧めですね(^_-)-☆

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飛行機雲とウミネコ~笹川流れ

GW前、ある日の午後の一場面。あまりの天気の良さにウミネコもまったりと過ごしている様に見えました。

ウミネコ(海猫)~笹川流れ
「ウミネコ(海猫)~笹川流れ」

ウミネコも日向ぼっこ?あちこち歩き回る者、地面に座り込む者、あまり警戒心が無いみたいですね。

ウミネコ(海猫)~笹川流れ

上の写真中央の茶色っぽいウミネコは、通常のウミネコと違い体が一回り大きいです。漁船が沖合いで漁をしていると、揚がった魚を食べに来るのがこのタイプのウミネコが多く、「沖カモメ」と漁師さんは呼んでいるそうです。

飛行機雲~笹川流れ
「飛行機雲~笹川流れ」

雲一つ無い晴天の空、ふと見上げると飛行機雲が伸びていました。白い線を追っていると、時間の経つのも忘れてしまいます。GW前にゆっくりと過ごした一日でした。

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ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ

この日も天気が好く、波が穏やかでした。風も弱く、波も穏やかな状態を凪(なぎ)と呼びます。「凪が好い」と言う風な言い方をします。まるで水面に油を流したかのように風も殆どなく、波も全く無い状態を「ベタ凪」とも呼びます。

ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ
「ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ」

こんな「凪」の日には、絶好のウミネコの餌付け日和で(笑)餌付けに夢中になるお客様も船酔いする事はまず無いでしょう(^_^)v

ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ

笹川流れ遊覧船では、まず船長の説明を聞いて頂きたいですので、ウミネコの餌の販売はある程度、船長の説明が終わってからにしています。
弊社では、船内の景色は、テープを使わず船長がマイクを使い生で説明しています。

ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ

餌付けで飛び回ったウミネコは、疲れると遊覧船の屋根の上で小休止します。屋根の上からエサに狙いを付けています(笑)

ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ

こちらは幼鳥のウミネコです。羽が未だ黒く、アシヒレもピンクで、目玉も真っ黒く、泣き声も成鳥とは違うんですよ。完全に成鳥になるには、1~2年は掛かると聞いています。

ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ

ちょっと一服~ウミネコ~笹川流れ

この日もお客様は、ゆっくり景色を眺めたり、ウミネコの餌付けをしたり思い思いのクルージングを楽しまれていました。

ウミネコの餌付けは7月の中旬位までは十分できますので、ユウスケさん!大丈夫ですよ(*^^)v

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ウミネコの餌付け~笹川流れ

今年のゴールデンウィークも残す所、今日、明日になりました。今年は幸い天候、海象に恵まれて遊覧船にとってコンディションの良い日が続いています。

ウミネコの繁殖地~笹川流れ
「ウミネコの繁殖地~笹川流れ」

笹川流れはウミネコの繁殖地となっていて、春先、南の方から戻ってきたウミネコ達が、笹川が流れの岩場で巣を作ります。今丁度繁殖時期を迎えていて
巣作りを終えたウミネコが、ペアを組んでタマゴを温めています。

ウミネコの繁殖地~笹川流れ

遊覧船は、そのウミネコの巣を作っている岩の側を通ります。写真では見辛いですが、巣で卵を温めている様子が遊覧船上から見れます。

ウミネコの餌付け~笹川流れ
「ウミネコの餌付け~笹川流れ」

そして、今遊覧船上では、ウミネコの餌付けが出来ます。風向きにもよりますが、手から上手に餌をキャッチします。

ウミネコの餌付け~笹川流れ
ウミネコの餌付け~笹川流れ

ウミネコは向かい風の時は飛びやすい様です。風に乗り、上手に餌を取ります。笹川流れ遊覧船では、「かっ〇〇びせん」を船上で販売し、餌付けが楽しめます。

ウミネコの餌付け~笹川流れ

インドから来たと言う数人のグループのお客様も、ウミネコの餌付けを楽しんでいらっしゃいました(^^♪

ウミネコの餌付け~笹川流れ

ウミネコの餌付けは、これからウミネコが子育てをする7月中旬位まで、楽しめます。

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4月9日の笹川流れ

4月に入り、この所好い天気が続いています。4月からこんなに天気が続くのはちょっと記憶にありません。そんな4月のある日、笹川流れ遊覧船の一コマです。

おばこ丸~笹川流れ
「おばこ丸~笹川流れ」

おばこ丸出航です!今日も良い天気!午前中この地元で「長瀬(ながせ)」と

呼ぶ春先に吹く南寄りの風が吹き、欠航していました。その「長瀬」もお昼頃

に収まり、午後から運航開始です。

笹川流れの春の景色
「笹川流れの春の景色」

春先は笹川流れの山々もまだまだ緑は少ないです。これから新緑の頃を迎え

るとまた景色も違って見える事でしょう。

ウミネコ~笹川流れ
「ウミネコ~笹川流れ」

ウミネコも繁殖時期を迎え大挙して笹川流れに戻って来ました。ウミネコの餌

付けポイントに差し掛かると自然と集まって来ます。

青い海、青い空~笹川流れ

笹川流れの青い海、青い空。

遊覧船のお客様
遊覧船のお客様
「遊覧船のお客様」

遊覧船のお客様は、春の笹川流れのクルーズを楽しまれます。

遊覧船のお客様

お客様の一組「川波様」お二人。撮影に快く応じて下さいました。ブログに写

真を乗せてもOKが出ました(^◇^)

煌めく水面

約35分のクルーズは終了しました。水面がキラキラしていました。

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粟島とウミネコ~笹川流れ

粟島

日本海に浮かぶ「粟島」は新潟県岩船郡粟島浦村に属しています。

粟島は島の周囲が23km、二集落で戸数が130戸、人口が350名程の小さな島です。

粟島はこの笹川流れが真正面に位置しており、最短距離は約20km程です。島には民宿等が

多くあり、夏場はキャンプや海水浴のお客様が多く訪れます。漁業が盛んな所で、漁場にも恵まれ

多くの水揚げがあります。粟島へは、村上市の岩船港から定期便が出ています。岩船港からフェリー

で約90分程になります。

この粟島が昭和39年の「新潟地震」の震源地付近となった島で、地震時には最大で4mも島が隆起

したと言われています。この「新潟地震」の際には、粟島の真正面の「笹川流れ」の奇岩奇石も崩れ

等の大きな被害を受けてしまいました。

ウミネコ~笹川流れ

今年の子育てが終了した笹川流れの「ウミネコ」は、7月末には北の方へと大半が移動してしまい

ました。冬場は日本の南側へ移動し、来年の春先に又、笹川流れに戻ってくるのです。

7月までの遊覧船に乗っていたお客様は、現在のウミネコの少なさに驚く人が多いです。

「あれだけ笹川流れにいたウミネコはどうしたの?」と言う質問を良く受けますが、その際には上記の

様にお答えしています。

笹川流れ~舞子岩

笹川流れの海の側の山々は、松などが多く、紅葉は無いのですが、少し遠くの山々は少しづつ色付き

始めたようです。一日一日秋が深まるのを感じる今日この頃です。

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ウミネコの雛が巣立ちました!

6月上旬に生まれたウミネコの雛も順調に育ち、巣立ちの時を迎えました。

ウミネコの幼鳥

成長は早いものです。6月上旬に生まれたばかりでしたが、グングン成長し、今や

大きさは成長と変わらない位の大きさです。

ウミネコの幼鳥は羽根の色は未だ茶色く、口ばし、足も赤く、目も真っ黒なんですよ。

鳴き声は未だ、「ピーピー」と幼い(?)声です。実際に聞いて頂けると解るのですが・・・。

飛び方はまずまず上手ですが、エサの取り方はまだまだ下手です。遊覧船上からの

餌付けも、お客様の手からのキャッチは出来ません。

ウミネコの成鳥

ちなみに成鳥は上の画像です。遊覧船の窓越しに撮影したので、鮮明ではありませんが、

羽根は白く(背中が黒く)口ばし、足は黄色です。

笹川流れのウミネコは7月19日現在、子育てが終わり大多数が、次の移動地へ

旅立ちました。ウミネコは子育てが終わると、北の方面へ移動し、冬は再び南の方へ移動し

越冬します。そして春先再び、繁殖地へと帰って来るのです。

現在、笹川流れに残っているウミネコは数は少なく、こちらで越冬するようです。

4月から7月中旬位まで遊覧船に乗ったお客様が、夏以降再び遊覧船に乗った際、あれだけ

大量のウミネコが何処に行ったか不思議がります。

折角夏休みに入ったのですから、ウミネコが沢山いた方がお客様は喜ばれるのですが、

こればかりは自然の法則と言うか、自然の動物の生態ですので仕方ないですね。

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ウミネコの産卵~笹川流れ

GWを迎え笹川流れにも沢山のお客様が訪れています。
笹川流れの魅力は何と言っても長年の風波の浸食による、花崗岩の奇岩奇石の
魅力的な、またはユーモラスな造形美にあります。陸上からはトンネルが多く、景色
の全体は観る事ができませんが、海上から観る陸の景色は格別なものがあります。

笹川流れの遊覧船のご乗船されるお客様は、景色を堪能する事は勿論のこと、GW
中はお子さんを連れたご家族のお客様も多く、遊覧船上からウミネコへの餌付けが
人気があります。子供達も喜びますが、実は親、大人が一番楽しんでいるように見受
けられます。

そんなウミネコも5月に入り産卵の時期を迎えています。
ウミネコの産卵
ちょっと見辛いかもしれませんが、遊覧船上から、岩の上で卵を温めている
ウミネコの姿が観られます。

遊覧船が航海していると、自然にウミネコが集まってきます。エサをあげる事を
知っているので、ついてくるのですね。エサは船上でも販売していますが、「かっぱ
えびせん」が一番いい様です。

遊覧船上から観るウミネコ

遊覧船上からウミネコを間近で観る事ができます。ウミネコは綺麗な白い羽で、
背中に黒い帯があり、くちばしと水掻きは黄色です。目は結構鋭いので、怖がる
人もいます(笑)

遊覧船上からのウミネコの餌付け

ウミネコへの餌付けに夢中になり、船長の説明アナウンスも聞こえないかも
しれません。

ウミネコの卵は25日位で雛にかえりますので、5月下旬から6月上旬にかけて
沢山の雛が岩の上の巣で誕生します。ウミネコの餌付けはシーズン通してできますが、
大部分のウミネコは7月中旬以降の若鳥の巣立ちで越冬地へ移動しますので、7月
中旬位までがピークとなります。

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