クルマエビ(車海老)の稚エビ放流~桑川港

先日、桑川港沖でクルマエビ(車海老)の稚エビが5万匹放流されました。漁業と言うと海から水揚げするだけのイメージがありますが、未来の為の水産資源の保全・確保の為、こうした稚魚等の放流事業にも取り組んでいるのです。

クルマエビ(車海老)の稚エビ放流~桑川港
「クルマエビ(車海老)の稚エビ放流~桑川港」

こんな感じで水槽で運ばれて来たクルマエビ(車海老)の稚エビを、ポンプでホースを使い漁船の水槽へと移します。この稚エビは秋田県で飼育された物です。

クルマエビ(車海老)とは、十脚目(エビ目)クルマエビ科に属するエビの一種です。体に黒い縞模様があるのが特徴です。海底の砂や泥の中で生息しています。水揚げされたものは天ぷらやフライ、または茹でたり、塩焼きや刺身でも食べられます。

クルマエビ(車海老)の稚エビの放流~桑川港

こちらは放流に使う、漁船側の水槽です。

クルマエビ(車海老)の稚エビの放流~桑川港

これでホントに5万匹いるの?と言う感じです。画像は不鮮明ですが、確かに小さなエビの赤ちゃんが籠の中にぎっしりです。

クルマエビ(車海老)の稚エビの放流~桑川港
クルマエビ(車海老)の稚エビの放流~桑川港
クルマエビ(車海老)の稚エビを積み込み、地元の漁船が沖合いに放流する為に港を出航します。

この稚エビ達が大きく成長出来るのは、5万匹の内のほんの数%に満たないでしょう。それでもこうした地道な努力が、未来の水産資源の確保に繋がれば良いなと思いました。

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