クサノオウ(瘡の王)~笹川流れ

クサノオウ(瘡の王)はケシ科クサノオウ属の一年生(越年草)の草本植物です。北海道から九州に至る草地に広く自生しています。良く見ると茎と葉に縮れた毛が生えています。小さい黄花が綺麗な植物です。

クサノオウ(瘡の王)~笹川流れ
「クサノオウ(瘡の王)~笹川流れ」

クサノオウ、見た目は綺麗ですが、実は強い毒性を持っています。アルカロイドと呼ばれる成分で、21種ものアルカロイドがこの植物に含まれているそうです。特に葉っぱ等を傷つけると黄色い乳液状の液体が出て来ますが、この毒性は強く、皮膚に付いただけでただれ、誤って食べると内蔵器内がただれ、死に至る場合もあります。

逆に昔から薬草として用いられた歴史もあり、皮膚病の手当てや傷の手当てに用いられました。
クサノオウ(瘡の王)と言う名前も、古くは皮膚のデキモノを瘡(クサ)と呼び、それを治すのに役立ったので「瘡の王」と言う名前になったとの説もあります。

クサノオウ(瘡の王)~笹川流れ

それにしても、この撮影したクサノオウは私の実家の側に普通に生えていた物です。身近な所にも扱いを誤ると大変危険な植物があるものですね。ちょっとゾッとする話でした・・・(゜_゜i)タラー・・・

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