今日は天候も良く、業務開始も近い事から、山形県鶴岡市にある龍澤山善寳寺へ
参拝で出掛けました。山形県庄内地方の城下町鶴岡市北西に位置し1,200年の
歴史がある寺です。海の守護神・龍神の寺として全国的に知られており、四季を
問わず大勢の参拝者が訪れます。ここ山北町でも海に関する仕事、船員、漁師、
船舶会社等に属する人は、安全祈願に古くからこの寺に訪れています。大漁、
航海安全、商売繁盛等を祈祷するのです。
その昔、平安時代の頃に「法華験記」や「今昔物語」にも見える妙達上人という
高僧がこの地にわたり、草庵を結び名付けて「龍華寺」としたのが善寳寺の始め
です。そして、室町時代に曹洞宗の太年浄椿(たいねんじょうちん)禅師に至り、
寺屋を建立、山号を龍澤山、寺号を善寳寺と改められました。
上の画像が山門です。山門の両側には仁王像が配置されています。下の画像は
向って左側ですので、吽形像でしょうか?
こちらは向って右側ですので、阿形像でしょうか?この寺の仁王像はイメージ
と違い少し穏やかな顔をしている様に思えます。残念ながら風雨による傷みも
少し激しい様です。
そして気になるのが、柱等に貼ってある無数のステッカー・・・。どうして
こんなにマナーが悪いのでしょうか (-_-メ;) 許さん・・・
山門を過ぎると、本堂に向う石段があります。数えてみると96段ありました。
これ位でも登り終えると、キツかったです・・・(^u^;) ハァハァゼェゼェ・・・
石段を登り終えると本堂が見えます。こちらで、お経を頂きました。約40分程の
祈祷となります。曹洞宗ですので、お経は般若心経を主とした祈祷です。
祈祷の後、丁度お昼近くになったので精進料理を頂ました。
料理については、明日UP致します。
本堂脇の高台から見た五重塔です。少し電線が気になりましたが・・・。そして
下りの石段です。
山門の脇にある五重の塔です。明治時代に入り、第33世月円禅山(げつえんぜんざん)
大和尚の代に、漁業関係者の発願による我が国唯一の「魚鱗一切の供養」の五重塔が
建立されたのです。
この他にも奥の院や「人面魚」で有名になった「貝喰みの池」(かいばみのいけ)
がありますが、時間が無かったので今回は見送りました。
この池は、二龍神がお隠れになられた池で、藤沢周平氏の小説作品「龍を見た男」に
取り上げられました。
私は熱心な仏教徒では、ありませんが、ありがたいお経を頂くと、何か神聖な気持ち
になるものですね。この様に祈祷して頂き、身も心も新たな気持ちで、新シーズンを
迎えられそうです。