菖蒲と黄花菖蒲~笹川流れ

菖蒲(アヤメ)~笹川流れ

菖蒲と黄花菖蒲~笹川流れ

この季節は菖蒲(アヤメ)が、咲く季節です。近くの畑や田圃周りで、農家の方が観賞用にと植えたので
しょうか?あちこちで観る事が出来ます。

アヤメ科アヤメ属の菖蒲(アヤメ)は多年草です。アヤメは菖蒲と書きますが、菖蒲湯のショウブは、サト
イモ科でして、こちらのアヤメとは別物です。
アヤメに似た植物で、ハナショウブ、カキツバタが挙げられますが、見分け方があるそうです。アヤメは割
合かわいた所に生育し、外花被片の網目模様が特徴です。

黄花菖蒲~笹川流れ

一方こちらは黄花菖蒲(キハナショウブ)です。やはりアヤメ科アヤメ属の多年草でありますが、見分け方
として、割合しめった所に生育し、外花被片に網目模様なしの黄色い斑紋がある事です。

そして今回画像はありませんが、カキツバタ(燕子花)は、水中やしめった所に生育し、網目模様なしの
白い斑紋があるのが特徴です。

何れの花も「アイリス」系の大柄な綺麗な色の花を咲かせます。新潟県ですと新発田市の五十公野公園
の菖蒲園(6月14日~)や山形県の長井市の菖蒲園(6月10日~)が、共にアヤメ祭りを開催し、大規模な
群生のアヤメを観ることが出来るスポットとなっています(^-^)

どちらも行きたいと前々から思っている所なのですが、ザンネンながら今年も行けそうにありません(;・∀・)
誰か行って撮影してブログにUPして下さい(笑)

アヤメ(菖蒲)とキハナショウブ(黄花菖蒲)~笹川流れ

Iris sanguinea Hornem. (1813)

アヤメ(菖蒲)~笹川流れ

6月に入り、近くの畑のアヤメ(菖蒲)が、咲きました。アヤメ(菖蒲)は、アヤメ科アヤメ属の多年草です。
アヤメと言えば、新潟県内の五十公野公園のアヤメ園が有名ですし、お隣山形県の長井のアヤメ園も
有名ですね(^^)

と言っても私はどちらの「アヤメ園」には、行った事が無いのですが、こんな近場でも素敵なアヤメを見る
事が出来ます(^^ゞ

Iris sanguinea Hornem. (1813)

アヤメの見分け方~笹川流れ

アヤメは、特に湿地帯を好む訳ではなく、畑等でも栽培されています。
アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの見分け方ですが、アヤメは、花弁に茶色い網目状の模様があります。
これが一番の見分け方かもしれません。

Iris ensata Thunb. var. ensata (1794) シノニム

キハナショウブ(黄花菖蒲)

そして上のアヤメ(菖蒲)が咲いている所の近くでキハナショウブ(黄花菖蒲)が咲いていました。
やはりアヤメ科アヤメ属の多年草で、アヤメと違って湿地帯を好む植物です。

見分け方としては、外側の花弁の基部に黄色の筋が入ります。この黄花菖蒲は、元々黄色の花ですので、
この見分け方は、難しいかもしれませんね(笑)
アヤメ、キハナショウブ、カキツバタの三種は、似た感じの植物で見分け方も少し難しいかもしれませんね(^^ゞ

この実なんの実きになる実!~笹川流れ

この実は何の実でしょう?解りますか?これだけ見せられてもフツー解らないですよね(笑)
この画像は7月後半に撮った物です。

この実なんの実きになる実!~笹川流れ

この実何の実気になる実~笹川流れ

こんな感じで茎の先に実がなっていました。

この実なんの実きになる実!~笹川流れ

で、近くに寄るとこんな形をした実です。




答えは・・・

花菖蒲(ハナショウブ)~笹川流れ

花菖蒲(ハナショウブ)~笹川流れ

答えは花菖蒲(ハナショウブ)の実 デ━d(・ω・`o)━ス

解るハズ無いですよね。これじゃ^_^;
因みに、この画像は6月後半に撮ったものです。花菖蒲は、アヤメ科アヤメ属の園芸種です。アヤメ(菖蒲)、カキツバタ(杜若)との見分けが難しい所ですが、一応アヤメ(菖蒲)と花菖蒲(ハナショウブ)の違いは、アヤメの外花被片に網目状の模様があります。

菖蒲(アヤメ)~笹川流れ
菖蒲(アヤメ)~笹川流れ
上の画像がアヤメ(菖蒲)ですが、ご覧の様に外花に網目状の模様がありますよね。開花時期は5月上旬~中旬頃で、比較的乾いた所で育ちます。

花菖蒲(ハナショウブ)~笹川流れ
そして花菖蒲(ハナショウブ)は、外花被片に黄色い斑紋があります。上の画像が花菖蒲(ハナショウブ)ですが、外花に網目模様はありませんよね。開花時期は6月上旬~下旬頃で、こちらはやや湿った所に生育しています。

もう一つ杜若(カキツバタ)は、今回画像が無いのですが、花の特徴は網目模様がありません。開花時期は5月中旬~下旬頃で、水中や湿った所で育ちます。

以上、アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの簡単な見分け方です。
今回花菖蒲(ハナショウブ)の実を撮影した訳ですが、花が終わるとこんな実を付けるなんて今まで知りませんでした(笑)

花は特徴的ですので一目で解りますが、花の後の実はと言えば、普段見慣れていませんので、「この花はこんな実をつけるんだ~」と、再発見しました(^_^)v

何れ菖蒲か杜若~笹川流れ

今の時期は、新潟県新発田市五十公野公園のアヤメ祭りが見頃だと言う事です。また阿賀野市水原地区の瓢湖(ひょうこ)湖畔のアヤメ祭りも見頃を迎えているそうです。私がいつもブログでお世話になっている方々も、素敵なアヤメの画像をブログでUPされています。

菖蒲(アヤメ)~笹川流れ

菖蒲(アヤメ)~笹川流れ
「菖蒲(アヤメ)~笹川流れ」

菖蒲(アヤメ)はアヤメ科アヤメ属の多年草で、北海道から九州の山の草地に自生しています。アヤメは、花菖蒲(ハナショウブ)や杜若(カキツバタ)と違って乾燥した所に生えます。

菖蒲(アヤメ)の特徴は花びらに入った網目模様がポイントです。上の2枚の画像には、花びらに網目模様があるのが、ちょっと不鮮明ではありますが確認出来ると思います。

キハナショウブ(黄花菖蒲)~笹川流れ
「キハナショウブ(黄花菖蒲)~笹川流れ」

それでは、花菖蒲(ハナショウブ)はと言いますと、湿った草原や山地で自生している野花菖蒲(ノハナショウブ)の園芸品種だと言う事です。

花菖蒲(ハナショウブ)の特徴は、花びらの基部に黄色の筋が1本入ります。

次にあげる画像も花菖蒲(ハナショウブ)です。

花菖蒲(ハナショウブ)~笹川流れ

花菖蒲(ハナショウブ)~笹川流れ

花菖蒲(ハナショウブ)~笹川流れ

花菖蒲(ハナショウブ)~笹川流れ
「花菖蒲(ハナショウブ)~笹川流れ」

アヤメやハナショウブは紫色の花のイメージがありますが、現在では色々な色の花が園芸用として造られているのですね。

これらのアヤメやハナショウブは近所のお庭や畑で撮影したものです。
本当は各地で開催されている、アヤメ祭りに行きたいのですが、今年はちょっと無理そうです(^_^;)

ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)~笹川流れ
「ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)~笹川流れ」

ひとつおまけに、春先近くの畑で撮影したジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)です。もともとアヤメを海外のドイツやフランスで交配させて造られた品種です。

そうそう、杜若(カキツバタ)の見分け方ですが、近くに杜若(カキツバタ)は無かったので画像はありませんが、湿地帯、池や沼のほとり等に自生しています。見分けのポイントは、花びらの基部に白い筋が入る事です。

菖蒲(アヤメ)と一口に言っても、どれが菖蒲(アヤメ)で、どれが花菖蒲(ハナショウブ)で、どれが杜若(カキツバタ)なのか、見分けが付かない方も多いと思います。その一人が私ですが(笑)それぞれの見分け方を調べましたのが以上でございます。またそれぞれの葉でも見分け方法があるそうですが、それは次の機会にしたいと思います(笑)

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