むらかみ町屋外観再生プロジェクト

村上市の中心商店街では、「町屋商人会」と言う商店主の方々の会員が中心となり、毎

年3月に「町屋の人形様巡り」、9月に「町屋の屏風まつり」を開催し年々訪れる観光客

が増えているという事です。この2ヶ月間で全国から10万人を超える人が訪れるそうで

す。

このイベントは今や県内はもとより、全国からのお客様が訪れ、TV放映、雑誌等で取り

上げられ国にまで認められるイベントとなっています。それまで衰退の一歩を辿っていた

中心部の商店街が息を吹き返しました。それまで活気が無くなっていた商店街に光が

差し込んだ様です。

そこで、この2か月のイベントの間だけではなく、通年で訪れる観光客の皆様に城下町

村上の昔ながらの町屋の家並みを楽しんで頂く為に、市民の熱い思いが集い、会員の

会費で造られるこの「むらかみ町屋外観再生プロジェクト」が誕生したとの事です。

むらかみ町屋~井筒屋

上の写真は、このプロジェクトにより第9号の「井筒屋~お宿とカフェ」です。この旅館は

かの松尾芭蕉が「奥の細道」の旅行の際に、弟子の曽良が村上にニ泊三日した際の

宿の跡なのだそうです。この「井筒屋」さんも近年廃業していましたが、店主がこのプロ

ジェクトに賛同し、旅館と1階の一部をカフェとして再生されました。

村上町屋~井筒屋看板

村上町屋~益仙茶舗

上の画像が、このプロジェクトの第10号となる、「益仙茶舗~お茶とせともの」です。

お茶屋さんが外観を再生し2008年6月に工事が完成しました。

村上町屋~旅籠門(美術館)

益仙茶舗さんのお隣は、「旅籠門」と言い、ミニ美術館となっています。

村上の中心商店街には、この他にも再生された店舗や施設がありますので、これから

順次ご紹介させて頂きます。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し干物 一夜干し干物
     天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。

瀬波温泉

「笹川流れ」から車で30分の温泉「瀬波温泉」を紹介致します。

「瀬波温泉は、明治37年に石油掘削中に熱湯が噴出したもので、豊富な湯量と

温度(95℃前後)の熱さが自慢。

鯛の島、粟島を眼前に、清澄な日本海と緑豊かな松林の続く海岸は、白砂青松の

言葉がぴったりの海水浴場としても知られ、とりわけ旅館やホテルから水着姿で

とんでいける素晴らしさは、まさに夏のビーチリゾート。」

城下町・村上の歴史と文化 新鮮な山海の味覚が魅力の温泉です。

(瀬波温泉共同組合様のHPより)

「瀬波温泉」は、「笹川流れ」から車で30分の距離にありますので、ホテル、旅館に

お泊りのお客様も遊覧船を良くご利用頂いております。

泉質もクセがなく、さらりとしたお湯が楽しめます。目の前を日本海に面しています

ので、新鮮な魚介類を味わう事ができます。目の前が、海水浴場となっていますので、

夏休み期間中は、お子様連れのご家族のお客様も増えます。

「瀬波温泉」は、村上地方の旅の拠点となる場所で、村上城下町の様々な観光を楽しめ

ます。また環境省の快水浴場百選(県内3ヶ所)に選ばれました。