水芭蕉~胎内市地本

Asian skunk cabbage

水芭蕉~胎内市地本

今年も水芭蕉の咲く季節となりました。1週間ほど前、胎内市地本の水芭蕉の群生地に行って参りました。
それも、いつもブログでお世話になっているユウスケさんのブログを拝見し、「もう咲いているなら行ってみる
ぜ!」と勇んで足を運びました(笑)

駐車場の片隅に、湧水がこんこんと湧き出ている場所がありました。
この湧水は、「どっこん水」と呼ばれていまして、飯豊連峰から流れ出た水が胎内川へと流れ出て、この川
の伏流水が湧き出る水です。この「どっこん水」が湧き出る胎内市地本地区では、水芭蕉が育っているので
す。このどっこん水は、外気に余り影響を受けず年中温度の変化の少無い水です。

Asian skunk cabbage

Asian skunk cabbage
この辺りは湿地帯となっていて、前述の湧水と相まって海岸から2、3kmの土地でも水芭蕉が育つ条件を
備えているのだそうです。
この湿地帯の中央に散策道が設けられていて、この小路から水芭蕉を観察出来ます。

Asian skunk cabbage

Asian skunk cabbage
水芭蕉は、サトイモ科ミズバショウ属の多年草で、本州の兵庫県以北の日本海側、北海道等の湿原や湿
地帯に群生しています。白い花の様に見えるのが仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉が変化したもので、
中央の円柱状の物が、沢山の小さな花が集まった花序と言う事です。

ユウスケさんのブログでもありましたが、今年は遅い雪もあり、全体的に水芭蕉が傷んでいる部分が多い
様です。撮影出来るのも、この小路の限られた場所ですので、撮影に適した個体を探すのは難しいです^_^;

Asian skunk cabbage
ここ胎内市地本は、笹川流れから一番近い水芭蕉の群生地ですので、昨年に引き続き寄らせて頂きました。
まだ水芭蕉の群生を見た事が無いと言う方は、是非足を延ばしてみて下さい(*^^)v
そうそう、規模は小さいながら旧山北町にも水芭蕉の咲く場所がありました。
その場所で水芭蕉が咲くのは、もう少し後になりますので、ご紹介はその時に(笑)

新潟県胎内市地本
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独鈷水(どっこんすい)~乙宝寺

先日、胎内市(旧中条町)の「乙宝寺(おっぽうじ)」に行って来ました。

どっこんすい~乙宝寺

寺の境内には水の湧き出る所があり、この湧水を「独鈷水(どっこんすい)」と言う

のだそうです。

何故「独鈷水(どっこんすい)」と呼ぶのかと言うと、その昔、弘法大師様が全国

を行脚した際、近くの山で修業をし、独鈷杵(とっこしょ)と言う仏具でお経を唱え

たところ地面からこんこんと水が湧き出たと伝えられています。人々はこの湧水を

「独鈷水(とっこすい)」と呼び、その後なまって「とっこんせい」、そして「どっこんす

い」になったと言われています。

どっこんすい~乙宝寺

胎内市では、この独鈷水(どっこんすい)が湧き出る所が何箇所かありますが、

この水は飯豊連峰のから流れた清水が、胎内川の伏流水となり湧き出たもので

す。この水は、地下水ですので、年を通して12℃~13℃と温度が一定してい

て、ミネラルが豊富な軟水だそうです。

現在では、この「独鈷水(どっこんすい)」が商品になり、多くの人たちに親しまれ

ているそうです。(案内看板を参照)

乙宝寺~案内看板

乙宝寺~胎内市

境内の線香をお供えする銅製(?)の香炉(?)です。

乙宝寺~香炉

香炉の上では、獅子(?)がにらみを利かせています。

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