瀬波温泉~噴湯公園その1

笹川流れから南へ車で30分程走りますと、「瀬波温泉」があります。明治37年に石油掘削中に熱湯が噴出したのです。目の前に日本海が広がり、沖合に「粟島」そして時には「佐渡島」も姿を見せます。松林が続く海岸は、海水浴場としても知られています。

瀬波温泉~源泉
「瀬波温泉~源泉」

瀬波グランドホテルはぎのや」「椿の宿 吉田や」近くの小高い山の上に瀬

波温泉の源泉があります。

湯塔が二つそびえ立ち、シューシューと言った音とともに、もうもうとした蒸気

がたちこめ、硫黄の匂いが僅かながら辺りに香ります。現在ではこの湯塔を

中心に噴湯公園となっています。

 瀬波温泉~温泉卵
「瀬波温泉~温泉卵」

この湯塔の下には、この原泉で温泉卵を作れる設備があります。設備と言っ

ても、カゴに卵を入れて温泉にかけるのです。約20分で温泉卵が出来上がり

ます。

与謝野晶子~瀬波温泉
与謝野晶子~瀬波温泉

瀬波温泉と詩人の「与謝野晶子」には、ゆかりがあります。昭和12年2月に

二日ほど瀬波温泉に滞在し、その滞在期間中に45首もの歌を詠み残してい

ます。

与謝野晶子~瀬波温泉

この歌は与謝野晶子がここ噴湯場で詠んだ歌だそうです。

与謝野晶子詩碑~瀬波温泉

もう一つ与謝野晶子が瀬波温泉で詠んだ詩碑がありました。

噴湯公園からの眺め
「噴湯公園からの眺め」

噴湯公園から日本海が一望出来ます。松林の向こうに日本海の青い海が広

がります。

噴湯塔~瀬波温泉


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次回は、この公園内にある「伊夜日子神社」についてUPします。

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与謝野晶子記念日~2月10日

歌人の与謝野晶子は昭和12年2月に村上市の瀬波温泉に訪れ、僅か2日間の
滞在で45首もの歌を残しています。如何に、与謝野晶子が瀬波温泉を気に入った
かが分かる気がします。

与謝野晶子歌碑

その45首の歌のうちの一つが、瀬波温泉の源泉の伊夜日子神社近くにある、
歌碑です。

三つ四つの女松の山を結びたる 藤むらさきのうす雪の路

瀬波温泉近辺は松林が多く、2月と言う事でまだまだ雪が多く残っていたのでしょう。
この他の歌にも松、雪、日本海などの言葉が多く含まれています。
今後も、ブログ内で歌をご紹介して行きたいと思います。

表題ですが、瀬波温泉に対する与謝野晶子さんの功績が高いという事で、
2月10日(与謝野晶子が瀬波に滞在した日)を「与謝野晶子記念日」と制定しました。

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瀬波温泉湯元~村上市

先日村上市の瀬波温泉の湯元へ行って来ました。瀬波温泉は、明治37年に

石油掘削中に熱湯が噴出したもので、豊富な湯量と温度(95℃前後)の熱さが

特徴となっています。温泉街の正面には日本海が広がり、粟島、遠くは佐渡島

が一望出来ます。料理も、日本海の海産物、岩船平野の農産物等、素材を

生かした料理が楽しめます。

瀬波温泉湯元

温泉源では、白い蒸気が立ち込め、「シューシュー、ボコボコ」と温泉の吹き出る

音がして、硫黄の匂いがうっすらします。

瀬波温泉の説明看板

温泉卵器?

ここで興味深かったのは、卵を持ち込んで、この容器に入れて待つ事○○分で

「温泉たまご」が出来上がるとの事。

温泉たまごの説明看板

温泉たまごの作り方が説明してある看板もちゃんとあり、今度来る時は是非

卵を持って来ようと心に決めました(笑)

与謝野晶子看板

瀬波温泉と関わりのある方として、詩人の「与謝野晶子」さんがいます。

昭和12年に瀬波温泉に1ヶ月程泊られ、45首もの歌を詠んだそうです。これだけ

短期間に素晴らしい歌を沢山詠まれたと言う事は、瀬波温泉が気に入られたの

でしょうか?

与謝野晶子歌碑

与謝野晶子が、この瀬波の噴湯場にて詠んだ歌碑がありました。村上市には

与謝野晶子さんの歌碑が何箇所かありますので、今度訪れて見たいと思います。

伊日子神社

噴湯場には、「伊日子神社」があり、奥の院に登ると瀬波温泉と日本海を一望

出来ます。

この噴湯場脇には、昔「三嶋屋」と言う旅館があり、かつて昭和天皇もご宿泊

されたのですが、残念ながら数年前に廃業され、建物は取り壊されています。

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