ミゾソバ (溝蕎麦)とイヌタデ(犬蓼)~笹川流れ

先日は久し振りに笹川流れの山に撮影に行く機会がありまして、色々植物等を探してみたのですが、如何せん10月の中旬を過ぎて、花を付けている植物は数える程でした。

Persicaria sieboldi 

ミゾソバ(溝蕎麦)~笹川流れ

ミゾソバ(溝蕎麦)はタデ科タデ属の一年生草本植物です。草丈30cm~1m程で、その名の通り小川等の溝や畦道等に自生しています。可愛い小さな花が集まって咲き、花びらに見えるのは萼(がく)です。
上の画像で、一つだけ咲いているのが解りますでしょうか(^^ゞ

Persicaria sieboldi 

ミゾソバ(溝蕎麦)の花期は7月~10月頃ですので、割と長い期間花を見る事が出来ます。
同じタデ科で、同じ様な花が咲くのが「アキノウナギツカミ (秋の鰻攫)」です。

Polygonum longisetum

イヌタデ(犬蓼)~笹川流れ

そして今時季によく生えているのが、イヌタデ(犬蓼)です。イヌタデ(犬蓼)は、やはりタデ科タデ属の一年草です。野原や道端等に普通に自生しています。草丈は20cm~50cm程で、赤い粒々の様な花が集まって咲いていますので、容易に目に付きます。

Polygonum longisetum

この小さな赤い花が米粒の様な形をしているので、赤飯に見立てて「アカマンマ」と言う別名もあります。昔の人は植物の名前を付けるのにも直感的ですね(笑)

ミゾソバ(溝蕎麦)~笹川流れ

10月上旬に撮った画像ですが、近くの山でミゾソバ(溝蕎麦)が咲いて

いました。

ミゾソバ(溝蕎麦)~笹川流れ

ミゾソバ(溝蕎麦)~笹川流れ

ミゾソバ(溝蕎麦)は、タデ科タデ属もしくはイヌタデ属の一年生草本植物

です。本州、九州、四国の小川の溝や湖岸の湿地等に自生します。

草丈30cm~1m位で、茎には小さな棘が並びます。

花は多数集まって咲き、根元が白く先端が赤くなります。この植物の花弁

に見えるのは萼なのだそうです。

ミゾソバ(溝蕎麦)~笹川流れ

ミゾソバ(溝蕎麦)~笹川流れ

小川等の溝に咲き、蕎麦(そば)の花に似ている事からミゾソバ(溝蕎麦)

と名付けられたそうです。

この花に似ているものは、アキノウナギツカミミヤマタニソバタニソバです。

何れもタデ科の植物で花期は7月から10月頃です。葉の形が牛の額

に似ている事から「ウシノヒタイ」と言う別名もあります。

ミゾソバは、小川等の側に密集して咲く、小さな花が綺麗な植物です。

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