秋の笹川流れ~Autumn Sasagawanagare

先日、何日か良い天気がありましたので、笹川流れ海岸を撮影しに出掛け

ました。気温も高めで暖かく、海も大変穏やかでした。

秋の笹川流れ

「潮吹き岩」と遠くの島影は「粟島」です。

眼鏡岩海岸

「眼鏡岩海岸」から北方向の眺めです。

眼鏡岩海岸

眼鏡岩海岸にて。

眼鏡岩

大きな岩が「眼鏡岩」です。

昭和39年(1964年)6月16日、午後1時すぎ、新潟県の粟島南方沖を震源

とするM 7.5の大地震が発生しました。この地震により、新潟、山形、秋田の

各県に死者、負傷者を多数出し、家屋にも大きな被害を出しました。

この昭和39年の新潟地震により、ここ「笹川流れ」にも大きな被害をもたらしま

した。この「眼鏡岩」(メガネの様に左右2つの穴が開いている事から名づけ

られた)の片方の穴も崩れてしまいました。

眼鏡岩の穴

残っている眼鏡岩の片方の穴です。

眼鏡岩の片方の穴の跡

こちらが、地震の際に崩れた眼鏡岩の片方の穴の跡です。周辺に崩れた

岩が転がっています。

小魚

岩場で魚でもいたら撮影しようと思ったのですが、小さな魚しか見えません

でした。

ヒトデ

ついでに「ヒトデ」もパチリ。海水はとても澄んでいました。

この2,3日後は、海も大荒れになり、波高が5mにもなりました。この様な

穏やかな日とのギャップが大きいですね。今度、荒れた日の日本海も撮影

しますね。これから冬場は至る所で、「波の花」も見る事が出来ます。

笹川流れの地魚処 天ぴ屋
 日本海「笹川流れ」水揚げの天日干し魚 天然の海水塩 岩船麩 お土産品の販売をしております。

粟島とウミネコ~笹川流れ

粟島

日本海に浮かぶ「粟島」は新潟県岩船郡粟島浦村に属しています。

粟島は島の周囲が23km、二集落で戸数が130戸、人口が350名程の小さな島です。

粟島はこの笹川流れが真正面に位置しており、最短距離は約20km程です。島には民宿等が

多くあり、夏場はキャンプや海水浴のお客様が多く訪れます。漁業が盛んな所で、漁場にも恵まれ

多くの水揚げがあります。粟島へは、村上市の岩船港から定期便が出ています。岩船港からフェリー

で約90分程になります。

この粟島が昭和39年の「新潟地震」の震源地付近となった島で、地震時には最大で4mも島が隆起

したと言われています。この「新潟地震」の際には、粟島の真正面の「笹川流れ」の奇岩奇石も崩れ

等の大きな被害を受けてしまいました。

ウミネコ~笹川流れ

今年の子育てが終了した笹川流れの「ウミネコ」は、7月末には北の方へと大半が移動してしまい

ました。冬場は日本の南側へ移動し、来年の春先に又、笹川流れに戻ってくるのです。

7月までの遊覧船に乗っていたお客様は、現在のウミネコの少なさに驚く人が多いです。

「あれだけ笹川流れにいたウミネコはどうしたの?」と言う質問を良く受けますが、その際には上記の

様にお答えしています。

笹川流れ~舞子岩

笹川流れの海の側の山々は、松などが多く、紅葉は無いのですが、少し遠くの山々は少しづつ色付き

始めたようです。一日一日秋が深まるのを感じる今日この頃です。

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粟島磯ダコ捕りツアー

粟島と夕陽

粟島は日本海に浮かぶ新潟県岩船郡に属する島です。ここ笹川流れが最短距離に
当り、直線で20kmほど離れています。島の周囲は23kmの小さな島で、戸数が
130戸、人口400人弱です。

その「粟島」で今年も楽しいイベントが開催されます。
その名も「粟島磯ダコ捕りツアー」と名づけられていまして、粟島に宿泊して、磯ダコ
捕りを体験しようと言うイベントです。
開催日は9月13日(土)14日(日)、20日(土)21日(日)、27日(土)28日(日)の
3回開催されます。1泊2日がイベント参加の条件となっていますので、ご注意下さい。

磯ダコの捕り方は宿泊施設の方が教えてくれるそうですが、長い竹竿の先に、カニや
カニの形の疑似餌を縛りつけ、岩場の磯タコが居そうな所を突っつくと、エサにしがみ
ついた磯タコが捕れる・・・という様な漁法です。ひざ位まで濡れますので、濡れても
良い服装で参加して下さい。

参加費は大人7000円、子供6000円で宿泊料込みで、島までの船賃は別となって
います。1日目は、磯ダコ捕りを楽しみ、2日目は、地元「粟島」の郷土料理「わっぱ煮」
を食べます。わっぱ煮とは、ワッパの容器に、魚、海草、味噌、水を入れ、焚き火で
焼けた石をこのワッパ容器の中に入れて瞬間的に沸騰させます。磯の香りがしてたいへん
おいしい料理です。

アクセスは、新潟県村上市岩船港から高速船で55分、フェリーで90分です。
お問い合わせ:粟島観光案内所 TEL0254-55-2146

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笹川流れ~春~頼三樹三郎

昨日に引き続き、春の笹川流れをご紹介致します。

笹川流れ展望台

笹川流れの国道345号線沿いに「眼鏡岩海岸」のちょっとした
展望台があります。

雄獅子岩と粟島

展望台から観た景色ですが、「眼鏡岩海岸」は「笹川流れ」の
中心地ですので、岩が比較的密集していて、それぞれ名前が
付けられています。背の高い尖がった岩が「雄獅子岩」(おししいわ)
で、遠くに「粟島」が見えます。

「粟島」は新潟県岩船郡に属しているたいへん小さな島で、
笹川流れが真正面に位置していまして、最短距離は20kmほど
となっています。

島の周囲23kmで人口が400人弱です。昭和39年の新潟地震の際には、
この島が震源地附近となり、マグニチュード7.5の大地震で、最大で
島全体が1m程隆起したと言われています。

頼三樹三郎詩記念碑

これは、かの幕末の詩人で儒教者、頼陽山候の三男で、勤王の志士
である「頼三樹三郎」(1825-1859)が笹川流れを詠った詩があります。

「松島はこの美麗ありて この奇抜なし
   男鹿はこの奇抜ありて この美麗なし」

笹川流れは、「松島」と「男鹿」の両方の景観を併せ持った処だと
賞賛しているのです。

「頼三樹三郎」は、勤王の志士として、性急すぎる活動が裏目に出て
安政の大獄の際に捉われ後に斬首されてしまいます。
暴れん坊の三樹三郎を心配した身内が日本各地を旅行でもさせて、
気を落ち着かせようとしたのだと言われています。

そんな三樹三郎の訪れた先の一つが「笹川流れ」だったのです。
この詩からは、性急な性格の一端も見出せませんが・・・。

頼三樹三郎 Wikipedia

粟島(新潟県) Wikipedia

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遊覧船の営業が4月1日(火)からとなります。