念珠の松庭園~山形県鶴岡市
10月の後半のある日、山形県鶴岡市鼠ケ関にある、「念珠の松庭園」に行って来ました。
ここ、新潟県の笹川流れは、県北に位置しており、山形県との県境に近い位置にあります。この念珠の松
庭園までは、車で約30分程の距離になります。
この念珠の松庭園には、私も何回か訪れていますが、手入れの行き届いた松や石等も大変印象的ですが、
私の目的は庭に植えられている植物に興味があるのです(*^_^*)
庭園内に入ると、直ぐ側に「シャリンバイ(車輪梅)」が実を付けていました。シャリンバイは、バラ科シャリン
バイ属の落葉低木で、東北南部以南の主に海岸近くに野生しています。
またその寒さ、暑さに強い事から庭木としても用いられている様です。
花は5月頃咲くそうですが、秋から冬にかけてご覧の様な深紫の実を付けています。
そして一際目を引いたのは、「コムラサキ(小紫)」でした。コムラサキはクマツヅラ科ムラサキシキブ属の
植物で、枝垂れた枝に並ぶように紫色の小さな実を沢山付けます。
私は、以前コムラキをムラサキシキブ(紫式部)と思っていましたが、実は違っていた様です(^_^;)
紫色の実が綺麗ですので、庭木等に用いられる事が多いようです。
そして、最後は「マユミ(真弓)」が実を付けていました。
マユミ(真弓)は、ニシキギ科ニシキギ属の木で庭木等に良く用いられます。
またかつては、この木から弓を作っていたので、この名前の由来となった様です。
赤、というか朱色と言うか・・・この実が熟すと、果皮が割れて種が顔出します。
本当は、春頃か、もしくは9月後半から10月はじめにかけて訪れたら、もった沢山の植物を見ることができた
のでしょう。残念ですが、それはまたの機会としたいと思います。