胎内市にある乙宝寺(おっぽうじ)は私のお気に入りで、何度も訪れています。乙宝寺は新潟県胎内市乙(きのと)にある真言宗智山派の寺院で、新潟県の下越地方でも有数の寺院となっています。
秋の乙宝寺~胎内市
乙宝寺は、山門、三重塔、本堂、方丈殿、六角堂、弁天堂、観音堂、地蔵堂等があります。お寺に纏わる逸話も数多くあり、神秘的な雰囲気を持つ越後の名刹となっています。
山門を英語で訳すと「The main gate of a Buddhist temple」となるそうです。なるほど、お寺のメインゲートかぁ!確かに!
この山門の左右には阿形像(向かって右側)、吽形像(向かって左側)が仁王立ちしています。阿吽(あうん)の呼吸と言う言葉は、ここから来ているのですが、言葉の意味は何でしょう?
調べてみますと、阿形像(向かって右側)は口を開けていて、吽形像(向かって左側)は口を閉めています。この事から万物の始めと終わりを示しています。これが転じて物事の初めから終わりまで全てにおいて呼吸のピッタリとあった、心の通じ合う関係を言う言葉だそうです。
残念ながら今回は阿吽像の画像はありません(;^_^A アセアセ・・・
秋の乙宝寺~三重塔
この山門をくぐると、右手に三重の塔がそびえ立っています。乙宝寺と言えば三重塔と云うほど有名になっています。新潟県付近の各県でも三重塔を持つ寺院は少なく、近くでは、お隣山形県の鶴岡市の善宝寺や羽黒山に三重塔があります。
この三重塔のてっぺんには、相輪(そうりん)と呼ばれる鉄製の塔が突き出ています。これにはそれぞれ意味があり、宝珠、竜車、水煙、九輪、受花、伏鉢、露盤と呼ばれています。特に宝珠は、仏舎利で釈迦の骨を納めるものなのだそうです。
秋の乙宝寺~水龍:そしてお寺には手を清める水場がありますよね。決まってそこには水龍があり、口から水を吐き出しています。
秋の乙宝寺~香炉、銅鑼:そして本堂の前には香炉があり、線香をお供えする事が出来ます。香炉の上に鎮座する動物は、想像上の動物でさながら獅子をモデルにしているのでしょうか?何とも勇ましい姿です(^▽^;)
本堂入口、天井には大きな銅鑼(どら)が吊り下げられています。これをジャラジャラと鳴らして願いを込めるのでしょうか?おっとそれは神社でしたっけ???
秋の乙宝寺~クヌギ(椚):本堂脇に行きますと地面に大きな『どんぐり』の実が落ちていました。このどんぐりは、どうやらクヌギ(椚)の木の実の様です。クヌギ(椚)は、ブナ科コナラ属の落葉樹です。夏にはこの木の樹液にカブトムシなどが集まる事でも知られていますね(*^_^*)
それでは少し長くなりそうですので、今日のエントリーはこの辺で(笑)次回更新日は未定です(笑)