おばこ丸の船底の清掃~岩船港
岩船港に回航した遊覧船『おばこ丸』を上架して、冬期間保管する場所に据え付けます。そこで、一年の船の
謂わば「垢(あか)」落としを行います。まず4月から11月まで8ヶ月近く海に浮かべていましたので、船底に
はフジツボ、やイガイ等の貝類が付着しています。船体清掃はまず、この船底に付着した貝類を落とす事から
始まります。
船底特にプロペラ、シャフト、舵等の金属部分に多くの貝類が付着します。船底には春先に、貝類や海藻類
が付着しにくい様な特殊な塗料を全体に塗ります。その塗料を塗ってもこの有様なんです(^▽^;)
男性社員総出で、スクレパー等を使って付着した貝類をこそぎ落します。
この作業が終わると、貝類が大きな袋で4つ分ありました。この集めた貝類は家に帰って味噌汁に・・・と言う
のは冗談ですが、これだけの貝が付着していると、水の抵抗を受けて船の燃費も悪くなるんですε=( ̄。 ̄;A フゥ…
亜鉛版も減っています:春先、金属部分の電飾を防ぐ為に取り付けた亜鉛版(Mg板)も御覧の様に
大分減っていました。減った分だけ、効果があったと言う事でしょう。この亜鉛版はシーズン毎に交換します。
船底の貝落としは終了しました。続いて船体の清掃、客室の冬囲いに入りますが、その模様は後日と言う事
に致します>^_^<