笹川流れ遊覧船 準備完了!!

4月1日からの運航開始に向け、着々と準備を続けて来ましたが、笹川流れ遊覧船の準備が遂に完了致しました。この日は船体を洗い、岩船港から桑川港への回航準備を行いました。
遊覧船の準備作業もひと段落し、「一寸一服!」の場面です(笑)

笹川流れ遊覧船 準備完了!!
「笹川流れ遊覧船 準備完了!!」

遊覧船「おばこ丸」「第二おばこ丸」もあとは桑川港へ回航するのみとなりま

した。

喫水線

船体尾部の喫水線付近に書かれている数字は、船体最下部からの長さにな

ります。

おばこ丸のスクリュー
亜鉛板

こちらは「おばこ丸」のスクリュー付近ですが、船体にはこの様に銀色の金属

板が何個も取り付けられています。これは何かお分かりになりますか?

これは「亜鉛板」です。その名の通り亜鉛(マグネシウム)で出来た板ですが

(笑)これは金属の腐食を防ぐ為に取り付けられます。何故「亜鉛板」と付け

ると金属の腐食が防げるかと言うと、科学はからっきしダメな私ですが、亜鉛

は鉄よりひとつ上のイオン化傾向が高い金属なのだそうです。鉄が錆びる際

にイオン化して錆びますが、その前に亜鉛がイオン化する事により、鉄がイオ

ン化して錆びるのを防ぐのだそうです。

船等は水面下の金属部分が多いですので、水に溶けやすく鉄よりイオン化

が高い亜鉛(Mg)を防食として利用しているのです。

おばこ丸のサイド・スラスター
「おばこ丸のサイド・スラスター」

これはおばこ丸の船体前部の水面下に取り付けらている「サイド・スラス

ター」と言う小さなスクリューです。何故こんな物が取付られているかと言う

と、船は地上の自動車と比べて小回りが利かなくなります。船が岸壁から離

れる際に、船の向きを変える為にこの様な小型のスクリュー「サイド・スラス

ター」が付いているのです。これは船に対し垂直に付いていますので、左右ど

ちらにも圧流出来ます。最近は小型のボート等にも付いている事が多いです

ね。

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