シャガ(射干)~下渡山

シャガ(射干)~下渡山

シャガ(射干)~下渡山

先日、旧村上市の下渡山でシャガ(射干)が、道端に咲いていました。この下渡山と言うのは、村上市街
から近くの三面川を挟んで向かい側の標高237.8mの小高い山です。こちらには坂を少し登った所に集落
があります。そちらの道沿いにシャガが咲いていたのです。

シャガは、「Iris japonica」と言う英名が付いていますが、実は中国原産の帰化植物だと言われているそう
です。山奥に咲くと言うより、人里の近くに咲く花です。
「アイリス」の仲間ですので、菖蒲の様な、洋ランの様な花が印象的ですね。これが自然に生えていると
言うのも少し不思議な感じの植物です。

シャガ(射干)~下渡山

何故、この下渡山に立ち寄ったかと言うと、小学生の頃、遠足でこの山に登った事があるのです。山の頂
から見えた村上市街の風景の見晴らしの良さを思い出しました。

ショウジョウバカマ(猩々袴)~笹川流れ

ショウジョウバカマ(猩々袴)

ショウジョウバカマ(猩々袴)~笹川流れ

ショウジョウバカマ(猩々袴)は、その花の形に特徴がある植物です。放射状に広がる花。色は個体により
違います。

ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草・・・と言うことは、球根植物なのでしょう。毎年決まった時期に、自然
に生えて来ますね。ショウジョウバカマの猩々とは、空想上の動物で猿の一種だと言われています。その
顔の赤さと、何枚も重なる葉を袴に見立てた名前の由来だそうです。

ショウジョウバカマ(猩々袴)~笹川流れ

ショウジョウバカマは、カタクリ(片栗)等と同じ様に、アリ等の虫を媒体として受粉させ、種を運ばせて子孫
を増やす「虫媒体」の植物なのだそうです。普通の花では、ミツバチが媒体として受粉していますので、そ
の「アリ」バージョンですね(^^)
それにしても、植物もその環境により、進化しているのだなと実感します。

山葵(ワサビ)~笹川流れ

山葵(ワサビ)~笹川流れ

山葵(ワサビ)~笹川流れ

山葵(ワサビ)は、私の住む笹川流れ周辺地域で自生の物、栽培している物等、割りと普通に見られる植
物です。この地域は大規模な「わさび田」の様な物はありませんが、小川から綺麗な水の入る休耕田等で
栽培されています。
自生している個体も多く、小さな沢伝いに今時期花を咲かせた山葵を観ることが出来ます。

山葵(ワサビ)~笹川流れ
今回私の撮影した山葵も 近くの沢の側に咲いていた物です。

山葵はアブラナ科ワサビ属の植物で、日本原産です。
この地域では、「大海(だいかい)」や「オビラ」と呼ぶ郷土料理がありますが、その中に山葵の茎を輪切り
にした物を入れる料理があります。その料理の呼び名は「わさび」ですが、そのまんまですね(・∀・)
この料理は主に正月や冠婚葬祭時等に作られていた郷土料理です。

レンギョウ(連翹)~笹川流れ

レンギョウ(連翹)~笹川流れレンギョウ(連翹)~笹川流れ

レンギョウ(連翹)~笹川流れ

今、笹川流れ周辺でレンギョウ(連翹)の花が咲いています。レンギョウの花は黄色ですので、この時季
に大変目立ちます。
レンギョウはモクセイ科レンギョウ属落葉性低木広葉樹です。何でも中国原産だそうで、1600年代には
中国から入って来たそうです。

4月に入ったとは言え、まだまだ寒い日が多いです。少し暖かくなったかなーと思っていても、朝晩の冷込
みは未だまだ侮れません(^=^; 寒暖の差が激しいこの季節は体調管理が大変ですね(^^)

春の海、眩しい午後~笹川流れ

まばゆい午後の海~笹川流れ

春の海、眩しい午後~笹川流れ

今日は午前中は小雨模様で肌寒い日でした。すると午後になってから見る見るうちに回復して日差しも
出てきました。
そこはチャンスと、カメラを片手に自宅裏の防波堤に向かいます。

その画像が上の写真です。まだ太陽も高く、日差しも強めでしたのでキラキラと光りを反射する海面がと
てもまばゆい海でした☆彡

まばゆい午後の海~笹川流れ

撮影は『基本逆光!!』と、私が師と勝手に仰いでいるTWINSさんの言葉を思い出しながらカメラを向け
ています。やはり、天気の良い日はつまらない小細工はいらないですね(小細工も出来ないけど・・・)

こんな天気の良い日は、夕日も期待出来ます。まだ陽が沈むまでは時間がありそうでしたので、ひとまず
退散となりました(笑)

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何とか共存出来ないものかと、Google先生に聞いている最中です(;^_^A アセアセ・・・

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アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)とミズヒキ(水引)~笹川流れ

アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)~笹川流れ

アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)~笹川流れ

冬場はブログのネタに困るのは、毎年の事です。(困るほど更新してないけど)
そんな時は撮り貯めた、画像を引っ張り出してムリクリ投稿しちゃいます^^;
少々季節感の(大いに?)無い投稿ですが、何卒ご容赦下さい。

さて、上の画像は昨年の秋に撮ったアキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)です。アキノウナギツカミは、タデ科
イヌタデ属の植物で、山地の湿った所、日陰に自生します。この植物の茎には細かいトゲが無数にあって、
このアキノウナギツカミを使って、ヌルヌルとした鰻(ウナギ)を掴んだとか。
事の真偽は不明ですが、それだけ細かいトゲが生えてますので、素手で触ると痛いです(笑)

名前に似合わない、小さな米粒の様な花が集まって咲きます。花びらが開いた所は、特に可愛いらしいの
ですが、この時は生憎とつぼみをキュッと閉じていました(^_^;)

アキノウナギツカミは、北海道から九州まで普通に見ることが出来ると思いますので、秋には是非探してみ
て下さい(^^♪

ミズヒキ(水引)~笹川流れ

ミズヒキ(水引)~笹川流れ

そして次はミズヒキ(水引)です。ミズヒキはやはりタデ科ミズヒキ属の草本です。
アキノウナギツカミを撮影した際、傍らに生えていました。やはり、山地、低地の草むら等に自生しています。

ミズヒキの名前の由来は、熨斗袋の水引に見立てて付けられたと言われています。昔の人は、植物の名前
を付ける際も、フィーリングで付けたんじゃないかと思われるのがゴロゴロしていますよね(笑)
でも、このミズヒキはなんとなく、気持ちは解ります(瀑)

こんなミズヒキですが、やはり日本中の草地に普通に見られる植物だと思いますので、探してみては如何で
しょう?(*^^)v

初冬の日本海~笹川流れ

初冬の日本海~笹川流れ

初冬の日本海~笹川流れ

今朝方降っていた雪もすっかり上がり、日中は青空が広がり、気温は低いものも 気持ちの良い日となり
ました。
そんな日の午後、冬の日本海は日の暮れるのも早いですので、日がもう傾き始めていました。太陽が青
空から、水平線上の雲に隠れ、その隙間から溢れる太陽の光が綺麗でした。

初冬の日本海~笹川流れ
沖合の粟島の周りにも、黒い雲が覆い尽くしています。今日の天気の良さで、冬の天気も一休みですが、
既に天気は下り坂と言うのが、この写真からも見て取れます。

初冬の日本海~笹川流れ
今夜は低気圧の前線が通過しそうです。前線通過時の突風に注意しなければなりません。
新潟県では、今年の異常気象による海水温が現在も高い為、竜巻等の突風の発生が例年より頻発して
います。(新潟県の竜巻関連ニュースの検索結果)

野紺菊(ノコンギク)~笹川流れ

野紺菊(ノコンギク)~笹川流れ

野紺菊(ノコンギク)~笹川流れ

笹川流れの近くの野山もすっかり秋も終わり、植物の花類は見掛けられなくなりました。
今年の私は、ブログの更新も御座成りになり、月1回~2回程度の更新しかしていませんでした(^_^;)

今シーズンも終わり、さてこれから少しはブログに力を入れようかな?と思った頃には外は秋風が、冬へ
と季節が変わっていました。
仕事が忙しい等と言い訳を言って来ましたが、忙しいのは誰も同じ。ただ楽な方へと私は逃げていただけ
かもしれません(;´∀`)

幸いに、ブログを更新していなかった分、少しだけ撮り貯めた画像があるので、これを小出しにして暫くし
のいで行きたいと思います。

野紺菊(ノコンギク)~笹川流れ
さて、標題と画像の件ですが、これは確か10月頃に撮った写真です。花の名前は『野紺菊(ノコンギク)』と
思われます。これに良く似た花に『嫁菜(ヨメナ)』があるのですが、見分け方は葉っぱを触ったときのざらつ
き、花、タネ等に冠毛が見られるのが、『嫁菜(ヨメナ)』との事です。

私の以前のエントリーにも『野紺菊』や『嫁菜』がありますが、何れも見分け方が今一つでどっちつかずの
内容になっていると思います(苦笑)

で、上の二つの画像は『野紺菊(ノコンギク)』と勝手に判断しますが、秋が深まり野山に花類が少なくなる
季節に、咲き誇る菊類の逞しさを感じます。野紺菊は、小粒な花を沢山付けて、花びらの色も良く見てみる
と、薄紫色をしているのです。嫁菜の方は昔から、おひたしやご飯と炊き込み『嫁菜ご飯』として食べられて
いたと聞いていますが、野紺菊が食べられるかどうかは定かではありません。

ガマズミ(莢蒾)~笹川流れ

ガマズミ(莢蒾)~笹川流れ

そして、そんな野紺菊の側にあった赤い木の実。また勝手に判断させて頂きますと、これは『ガマズミ(莢
蒾)』の実だと思われます。多分、ガマズミの漢字『莢蒾』は、機種依存文字だと思われますので、お使いの
PCによっては、文字が表示されていないかもしれませんね^^;

そんなガマズミの実ですが、どうも赤い実を見つけると食べてみたいと思ってしまう私でした。ガマズミの実
でしたら、酸っぱいが食べられないことはない・・・との事でしたが、ちょっと危ないですので自重しますた(笑)

P.S. 最近私は、FaceBook なるものを始めました。こちらもソーシャルワークの一つなのですが、新しい物
好きで、下手の横好きな私、早速これに飛びつきました(^^)v
ご存じの方、FaceBook をやっている方、エントリー下の 『いいね!』ボタンを宜しかったらポチッとして頂け
たら、嬉しいです(*^_^*)

束の間の静寂~笹川流れ

束の間の静寂~笹川流れ

束の間の静寂~笹川流れ

明日からもう12月(師走)を迎え、何かと慌ただしくなって来ました。
ここ日本海笹川流れも11月に入ると、めっきり凪(波の穏やかな日)が続かなくなっています。

おっと、告知を忘れていましたが、弊社、笹川流れ観光汽船の遊覧船も11月15日で今シーズンの運航が
終了となりました。今年一年、無事故で沢山のお客様にご乗船頂き、この場を借りまして厚く御礼申し上
げます。

11月のある日、時化と時化の間のほんの一日限りの凪の日に、撮影しました。波打ち際の水が、海の透
明度の高さを伺えます。
花崗岩から出来た黄色っぽい砂、桂砂の砂浜で、笹川流れの砂浜は形成されています。

束の間の静寂~笹川流れ

自宅裏から、桑川港を臨む。砂浜まで歩いて30秒。海の上に家が建っているようなものです(^^♪
私にとっては心地良い波のざわめきも、この辺りに多い民宿に初めて泊まるお客様には、波の音が気に
なって寝付けない人も多いとか(^_^;)

穏やか・・・と言っても、ケッコーうねりもあり、テトラポットに打ち付ける波飛沫は大きくなります。
静寂・・・とはとても言えませんね(笑)

束の間の静寂~笹川流れ
束の間の静寂~笹川流れ

遠くに見えるは佐渡 粟島かいな~。天気が良い日など、島の建物も見えます。建物の上か
ら、手を振っている人の姿も見えます・・・ウソです ボカッ(*▼▼)ノ゛☆(*△☆)イタッ

これから冬の日本海。この姿と違った姿も今度見て頂きますね(*^_^*)

念珠の松庭園~山形県鶴岡市

念珠の松庭園~山形県鶴岡市

念珠の松庭園~山形県鶴岡市

10月の後半のある日、山形県鶴岡市鼠ケ関にある、「念珠の松庭園」に行って来ました。

ここ、新潟県の笹川流れは、県北に位置しており、山形県との県境に近い位置にあります。この念珠の松
庭園までは、車で約30分程の距離になります。

この念珠の松庭園には、私も何回か訪れていますが、手入れの行き届いた松や石等も大変印象的ですが、
私の目的は庭に植えられている植物に興味があるのです(*^_^*)

シャリンバイ(車輪梅)~念珠の松庭園
庭園内に入ると、直ぐ側に「シャリンバイ(車輪梅)」が実を付けていました。シャリンバイは、バラ科シャリン
バイ属の落葉低木で、東北南部以南の主に海岸近くに野生しています。
またその寒さ、暑さに強い事から庭木としても用いられている様です。

花は5月頃咲くそうですが、秋から冬にかけてご覧の様な深紫の実を付けています。

コムラサキ(小紫)~念珠の松庭園
コムラサキ(小紫)~念珠の松庭園
そして一際目を引いたのは、「コムラサキ(小紫)」でした。コムラサキはクマツヅラ科ムラサキシキブ属の
植物で、枝垂れた枝に並ぶように紫色の小さな実を沢山付けます。
私は、以前コムラキをムラサキシキブ(紫式部)と思っていましたが、実は違っていた様です(^_^;)

紫色の実が綺麗ですので、庭木等に用いられる事が多いようです。

マユミ(真弓)~念珠の松庭園
そして、最後は「マユミ(真弓)」が実を付けていました。
マユミ(真弓)は、ニシキギ科ニシキギ属の木で庭木等に良く用いられます。
またかつては、この木から弓を作っていたので、この名前の由来となった様です。

赤、というか朱色と言うか・・・この実が熟すと、果皮が割れて種が顔出します。

本当は、春頃か、もしくは9月後半から10月はじめにかけて訪れたら、もった沢山の植物を見ることができた
のでしょう。残念ですが、それはまたの機会としたいと思います。