アキノキリンソウ(秋の麒麟草)とヨメナ(嫁菜)~笹川流れ

秋も深まり、野山の植物も花を付けている物はグッと少なくなりました。今咲いている花は私にとっても大変に貴重です。今日は先日の撮影行の際に撮影した植物を2種ご紹介致します。

Solidago virgaurea var. asiatica

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)~笹川流れ

その2種の植物の内の一つ目がアキノキリンソウ(秋の麒麟草)です。アキノキリンソウ(秋の麒麟草)は、先日ご紹介しましたセイタカアワダチソウ(背高泡立草)と同属のキク科アキノキリンソウ属の多年草です。

今や秋の道端や野原等はセイタカアワダチソウ(背高泡立草)が猛威を振るっていますので、全然影が薄くなっていますが、かつて秋の野原や道端の黄色い花と言えばこのアキノキリンソウがポピュラーでした。
この日も野原に目立つ事も無く、ひっそりと咲いていました。

Aster yomena

そしてもう一種類の植物が、「ヨメナ(嫁菜)」です。ヨメナはキク科シオン属の多年草です。
ヨメナ(嫁菜)は、道端や野原等にごく普通に咲いている植物です。ヨメナに良く似たキク科の植物がありますが、それらを含めてヨメナは総称となっています。
地方によってはヨメナの若い目を摘んで食べる様に食用になります。ヨメナご飯と言う物があるそうです。
しかし好く調べてみると、ヨメナは関西にしかなく、関東地方に咲いているのが「カントウヨメナ」なのだそうです。こちらはあまり食用にはしないとか(^^ゞ

Aster yomena

このヨメナを好く見ると蜂類等のの昆虫が花の蜜を吸っています。気温も下がり寒くなって来ましたので、昆虫達には貴重な栄養源なのでしょうね。
今回も秋の笹川流れの野山や道端に咲いているごく普通の地味な植物をご紹介致しましたが、あと何回かはこの秋に咲く植物をご紹介して行きたいと思います (^_^)v