渡邉邸~その3

味噌蔵

関川村の渡邉邸の屋敷敷地内には、米蔵・味噌蔵・金蔵・宝蔵・新土蔵・裏土蔵等

の多くの土蔵があります。ともに火災はもちろん盗難にも備えた造りにしてあります。

柱の間隔をせばめ、厚板・鉄枝を使用し、下方の広がった造りで生子壁に仕上げる

などいろいろと配慮されている点が注目されます。

渡邉邸 味噌蔵

味噌蔵です。大きな味噌の樽が、当時はもっとあったのでしょうね。

渡邉邸 金蔵

金蔵ですが、当時は大判小判がザクザク?あったのでしょうか?

渡邉邸 米蔵

こちらは米蔵です。現在は米は収納されていませんので、昔の米作の道具が置いて

ありました。

渡邉家は初代は村上藩主の郡奉行として仕え、その後廻船問屋、酒造業等を営み

、財政困難な米沢藩などに金を貸したりしたそうです。

全盛期には七十五人の使用人、一千ヘクタール(約一千町歩)の山林を経営、七百

ヘクタール(約七百町歩)の水田から一万俵の小作米を収納したと伝えられています。

羽越水害時の水位

昭和42年8月28日に関川村の荒川流域が大きな水害に見舞われました。これを

「羽越水害」と呼んでいますが、渡邉邸もこの時大きな被害を受けてしまいました。

画像は当時の水位ですが、1m50cm位もあったでしょうか?

渡邉邸~その4に続く・・・

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