冬の日本海の食材と言えば、「鮟鱇(アンコウ)」と「真鱈(マダラ)」しょうか。
今年は地球規模の温暖化の影響か、海産物の水揚げにも影響があるようです。例年ならば、
真鱈は年末から年明け直ぐに水揚げが最盛期になる魚ですが、今年は2、3週間遅くなって
いるようです。
昨日地元の底引網漁法の漁師さんから大きな真鱈を頂きました。画像は少しピンぼけですが、
10キロはある大きなメスでした。大きな魚箱に入りきれない程の大きさです。
上の画像は、取り出した真鱈の卵です。これだけでも2キロ位ありそうです。ちょっと黒くて
グロテスクですが、表面の膜が黒いだけで、中の卵はピンク色をしています。
真鱈はタラ目・タラ科に分類される魚の一種。黄海、日本海、東北地方以北の太平洋岸、北は
ベーリング海、東はカリフォルニア州まで北太平洋に広く分布する。成魚は全長1mを超える大
型魚である。体色は褐色で、背中側にまだら模様があります。
料理の方法は、煮るもよし、焼くもよし、生きのいい真鱈は刺身でも食べられます。
「鍋」で食べるとたいへんおいしいです。オスの白子は美味で、酢醤油などで生でも食べられ
ます。身は塩を振り焼いたり、味噌漬け、バター焼もいいでしょう。真鱈は本当に捨てる所が
無い魚と言われています。先ほどの卵は、鮭の醤油ハラコのように、醤油、お酒等で味付けを
して温かいご飯にかけて食べます。
「笹川流れ」周辺の民宿、食堂などでもこの「真鱈」を使った料理が食べられます。
日本海の冬の味覚、「真鱈」を味わって下さい。